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そしてあの襲撃は明らかに内部の手引きがなければ無理だ。だから内部調査は始まっているだろう。それに疑いをかけられるのは
「….天利様、今、暮人は何をしていますか？」
「暮人は内部調査を行っている所だろう」
ああ、やはり、もう始まっているらしい。
それに暮人がやりそうな、いや、柊がやりそうな手はグレンを拘束し拷問して情報を吐かせることだろう
そしてそれはもう終わっているのかまだなのか
「私は学校に向かいますが、その前にすることはないでしょうか？」
「ない、お前の好きにしろ」
と、随分私は天利に信用されているらしい。はは、ここまで信用されているなんて、それに私はあの元一瀬なのに力があり頭もきれる、天利は優秀な者には信用していた。だからあの真昼が裏切り者だなんて疑いもしないし私のことだって元一瀬なのに何にも疑いをもしないのだ
ああ、なんて憎らしいんだろう
「では私はここで」
と電話を切り、制服に手をかけて学校に行く準備をする。時計を見るともう8時で学校に着くのは8時半は回るなーっとぼんやりと時計を見つめた。
「身体もあんまり言う事聞かないしこれはまずいな…」
だがひと月眠っていた体にしては随分ということを聞いていた。普通は何日かのリハビリが必要な筈なのに。それに目が覚めた何時間の間に容態も良くなっているのが分かりこれも鬼呪の力かとつくづく実感する。これならあと5分もしないうちに完全に回復しそうだ
「早く学校に向かわなきゃ」
グレンが心配で仕方がない。
そうして私は準備が終わると家を出て、学校に向かう途中、見知った番号に電話を掛けた。3コールが鳴ったその時、電話の相手が応答した
「Aちゃん！？目が覚めたの！？怪我とか大丈夫なの！？」
と電話の相手は酷く驚いた様子だった。
「…深夜、落ち着いて」
そうその相手とは、私と同じ養子で柊家の柊深夜だった。彼に確認しておきたいことがあり電話をかけたのだ
「怪我はもう大丈夫だし歩けるようにもなっているよ。安心して」
「よ、よかった」
心配してくれたのだろうか？
「それよりも深夜貴方が、真昼を庇ってできた怪我だって伝えたの？」
「うん、そうだよ。そう言うしかなくてごめんね」
「いいや、ありがとう私のために」
深夜に礼を伝えると私はすぐさま今の状況について聞いた。
「大丈夫、まだ暮人兄さんはグレンを捕らえてないよ」
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れもん(プロフ) - ユウさん» コメントありがとうございます！！これからもっと驚く展開へとなります！雫と言った人の正体とか！楽しみにしてくれてありがとうございます！！ (2016年8月28日 14時) (
レス) id: b78f9daf9e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 過去編が、これからどうなるか、楽しみにしてます！ (2016年8月27日 22時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れもん | 作成日時：2016年8月27日 21時
