ツンデレ喧嘩注意報(歌い手・うらたぬき)

25勝 ページ27

貴方Side

うわぁあぁぁ


明日バレンタインじゃないか！


何も作ってなかった…


だから今高速で材料をかってる



〜作ってるよ〜

貴方｢おいしいよね？きっと｣


パクっと一口食べるとほんのり苦みのあるチョコの味が口いっぱいに広がる


貴方｢できたぁーー！｣


そう。これはうらた専用のチョコ


前に甘いものが好きじゃないって言ってたから少し苦めにしてみた



勿論、さかたんとまふにも作ったよ？

あと、センラとluzくんにも


これでラッピングすればいっか！



〜うらたSide〜

はぁ…


チョコ…Aはくれるんだろうか？


どこからか、欲しいという気持ちがわきあがってくる


俺はAのチョコがある。そう期待して下駄箱をあけた


チョコが数個入ってるけどAのはない。


うらた｢誰だよ。こいつら｣


しかも、知らないやつ


まふ｢僕も知らない子から貰ったよ！｣


いたのかよ。

少しビックリした


そして、まふの腕に視線をやるとチョコがたくさん


坂田｢うひょーーー！チョコパーティーやぁ！！｣


すると少しテンションが下がってこう言った


坂田｢けど…Aに貰ってへん…。Aのは一番食べたいのに！！｣


まふ｢僕もAから貰えると思って今年も楽しみにしてたのに！｣


三人で教室へ向かうと机の上にも数個のチョコ



やっぱり、Aのはない


ないどころか、あいつきてねーし


そう思っていると、Aが机に向かってる


自分から｢チョコちょうだい｣とか言い出せないからジーッと見てるとAは坂田に駆け寄った


貴方｢さかたん！これ！さかたん、甘いの好きだから甘く作ったよ！｣


坂田｢ほんま！？ありがとぉ！Aのは一番に食べるわ！｣


貴方｢そんな大袈裟な(笑)｣


坂田｢大袈裟なんかやないわー！本当のことやもん！｣


むぎゅーっと抱き着いてる坂田


うらた(むすっ)


まふ｢どうしたの？そんなにむすっとして。｣


うらた｢別に｣


まふは俺の見てる先を目で追ってる


まふ｢あぁ…(察した)｣


そんな察したような目でみるなよ


まふ｢まあ、頑張ってね！｣


そういってテッテッとAの方へ走っていく



うらた｢はぁ…っ｣

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