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Aside
あ「じゃあね」
鍵を開ける瞬間
ドンッ
「ねえ、そんな簡単にドアがあくと思うなよ」
気持ち悪い
あ「あのさ、君みたいな人に
ドアどんされてもちっとも嬉しくないから」
助けて
「ほんとは、嬉しいくせに」
あ「嬉しくないから本当の事言った」
怖い
「俺に、そんな事言っても良いの?」
あ「別にどうもしないし」
「ねえ、君ってさ」
翼…助けて
怖い
やだやだ男の人に身体触って欲しくない
あ「な、なに」
「本当弱いよね」
あ「え、意味分からない」
「力だって無い
そんな可哀想な君に教えてあげる
ここの資料室のドア閉めただけで
なんにも声聞こえないから
いくら人呼んでも誰も来ないよ」
あ「え………う……そ」
「本当、可愛いね」
あ「気持ち悪い
私に触らない……でっ……」
「その言葉、俺にも言わせてよ
もっと大人しくしろ」
そう言い名の知らない男性のネクタイで
手首を縛られた
「ねえ、どう?
気持ちい?」
あ「ええ、とても最悪
早く外してよ」
「外さないよ
これからじっくり味あわせて……コンコン」
あ「え、あ……」
「っち……しゃーない」
ガチャ
え、あ鍵……
翼「失礼しまーす
資料取りに……」
あ「助けて……翼」
ねえ
ちょっと信じてた
もしかしたら
助けてくれるんじゃないかなって
期待してたんだ
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作者名:夢咲 | 作成日時:2016年8月9日 1時