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Aside
なんだかんだで授業が終わり
今はお昼時間になった
あ「夏海ーお昼食べよ」
夏海「良いよ今日は日も出てるし
中庭で食べよー!!」
あ「良いね中庭」
そう言い私達は
玄関に行き中庭へと移動した
夏海「此処なら誰も来ないし
ゆっくり話せる」
あ「それって、さっきの子について?」
夏海「それもあるけど
その子とは関係なく別に」
あ「体育の時の人もそう?」
夏海「うん、まあ
それも、あるんだけど
中学生だった時の私に似てる」
あ「今の状態が?」
夏海「そうそう
中学生の時の友達は、ほとんどが上辺だったの」
何処か辛そうな夏海
重たい口を開けて
精一杯話そうとしてくれる
正直聞きたい気持ちもあったけど
無理に話してくれなくても良かった
だけど、私は____それを
言えなかった______
あ「うん」
夏海「グループも奇数だったし
やっぱり奇数って1人余るじゃん
私、いつも省かれてたんだ」
あ「うん」
夏海「だから友達って
そんな簡単に信じちゃ駄目だなって思った
高校生になって友達作る時も
皆、上辺だけ上辺だけって
正直思ってたんだよね
でもAは違った」
あ「うん」
夏海「私の事信用してくれるし
私もAの事信用しなきゃって思った
これが本当の友達って言うんだね」
あ「私と同じ事思ってるね
なんか照れ臭いな」
夏海「私、この学校に入ってなかったら
Aと出会えてなかったよ!!」
あ「私もそう」
嬉しい
同じ事思ってくれる人が居るだけで
凄い支えになるの
私も大人数のグループは嫌い
一緒に居るなら2人だけで充分
そう思ったのも今年
女子って本当に面倒臭い
大人数じゃないと行動が出来ない
私はそんな屑人間になりたくないわ
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作者名:夢咲 | 作成日時:2016年8月9日 1時