ソードアートオンライン〜夢主の忌憚録〜 (ページ13)

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剣士の真実・前編inソードアートオンラインアリシゼーション？ページ13

(弾幕は連打(ラッシュ)ではあっても絶対に火力(パワー)じゃない！by作者)
『こいつ4んだわ』
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ここは央都セントリア。そこを駆け回る一人の少年がいた。
「ユージオ？ユージオ！！どこにいるんだ...？」
少年の名はキリト。魔獣対策本部の幹部である。彼は仲間の話を思い出していた。
《『この修剣士服、風化の状況からして最低でも500年以上前にあったと見られる。まさか、あの出来事は夢じゃ...！』》
友人の一人、Aはそのことを如実に語った。対策本部が設立され、最初の夜に見た夢を。アンダーワールドの住民たちが引き起こした荒レシ心意ノ世界の事を。そしてそれを引き起こしたユージオの事を。
(バカらしい夢だと思った。勝手な妄想じゃないかと疑った。だが今の状況は明らかにあの話と一致しているー！)
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数百年前

『この事件が起こったのはユージオ、お前が捨て身の攻撃を行ったからだ。そのせいで心が深く傷ついてしまったお前の友人はショックで自決。連鎖反応が起こって人々の心は、体は荒れ地のように変化してしまった』
「そしてその心意であまつさえ世界をこのようにしたー。そうだね？」
そう。あの時の会話を思い出す。
《いやだ！お前を失いたくはない！お前のいない平和なんていらない！》
《そんなこと言わないで...？君ならやれるよ》
ユージオの体は光の粒と化し、消滅していく。
《...分かった。すぐにお前のところに行くよ。これはお前にそんな覚悟をさせた俺の責任だ》
『その様を見たお前はこう考えたろう。《どうしてそんな事を言うの？僕なんかに...いや、彼はそういう人間だ。なぜ頼らなかったんだろう》と』
彼は仲間の自己犠牲を許さない。その際のショックが廃人にさせるほどに。
『今のお前は300の人々の残留思念...ヒトダマが思いを込めて作り出した、新たな存在なんだよ』
世界が崩壊するとき、「終わらせてはならない」という心の隅に存在した想いが死者の意識をここに繋ぎ止めた。殆どはこの荒野にさらされて消えてしまった。だが、俺たちのような一部の存在はここへ残った。再びアンダーワールドを...一人の人間を取り戻すために。