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漆黒の双剣士 ページ6
あれ以来、俺はあまり活躍しなくなった。別に周囲の人間が強くなったわけじゃない。あくまで自重しているだけだ。俺たちの目的はあくまでOSのサービス停止。そして記憶抽出のための大出力スキャンの阻止だ。そのためには囮となるMVPが必要だ。大変心が痛むが、あんなことやこんなこと(ほぼハッキング)をして部活の合宿の日程をずらしたり、RATHのタイムマシンを利用して病気の仲間の体を健康体にしたり(勿論一時的。半年程度で元に戻る)、様々なことをしてきた。しかし、所詮は焼け石に水だ。一人二人と被害者が出始め、現在六十人が記憶を奪われている。
「ーやべ。もうこんな時間か。行くぞA。」
「ああ！」
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「オーディナル・スケール」
「ソードアートオンライン」
『ガンゲイルオンライン』
『「「起動！」」』
思った通りだ。現在、俺の手にあの二本の剣はない。あるのはユナイティウォークスとディバイネーション、そしてブラックプレートの３本だ。Aも困った顔つきでこちらを見ている。
「ー仕方ない。俺とAがあいつを引き付ける！その間にアスナは攻撃しろ！」
「り、了解！」
俺は敵を見据え、脇目もふらずに突撃していった。
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作者名：闇月 | 作成日時：2023年10月10日 16時
