AR嫌い ページ4
「やだよARなんて」
「そんな事言わないで！」
はぁ...OSなんてやりたくないと言っても、アスナは一向に諦めようとしない。
「とにかく、今日午後七時にここでね！」
「あ、ちょ、待ってくれ！俺はいいなんて一言も...」
無視されてしまった。プランAは失敗だ。いくらアスナをOSから強引に引き剥がそうとしても、次の日にはまた参戦している。
『さすがに無理があったんじゃないか？』
「くっ...A、プランBに切り替えるぞ！」
俺は目の前にいる親友を見つめ、そう言った。見事に新生ALO事件を解決した俺たちは、ついでOSを解決しようと現在奮闘中だ。RATHの開発した試作型タイムマシンを使い、着々と仲間を集めつつある。
「A、あの機能は使えるか？」
『まあ少しは。現在、SAO、ALO、GGO、UWのデータを使用することができる。』
「そうか...」
『UWのアカウント使用時はプロジェクトアリシゼーションだから注意しろよ？』
「わかった」
VRスターター機能...これはOSで他のアカウントデータ(と言っても武器の性能を上げるだけだが)を使用できる機能だ。現在、ユイ達の手によって、対応する全てのコンピュータに専用プログラムを仕掛けている最中だ。現在は特定のデータしか使用できないが、最終的には全てのVRMMOのデータが使用可能になるはずだ。しかし、欠点もある。
『SAO、GGOのアカウントを使用するには、毎回ALOのデータ使用から三分が経過してからだ。』
「それは...キツイな...」
『今新生ALOに旧ALOのステータスと武器を上乗せできるようにしてる。午後六時までに完了する予定だ』
「よし...これで準備は整ったわけだ。行くぞ！目指すはOSのサービス停止(物騒)！」
『おー！』
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作者名：闇月 | 作成日時：2023年10月10日 16時
