BLACK. (ページ3)

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Part 3 ページ3

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「いいなぁー。Aは」

『何が』

明るく照らされたカフェで

肘をつき座っているヘリンがいきなり溜息をついた。

「へジョンさんに誘われちゃって」

『たまたまでしょ。』

「いろんな人に誘われてるし…」

『ヘリンもでしょ。』

「しかもお金持ちだし…」

『そんなとこ見てたの』

「羨ましｯ！！」

『馬鹿じゃないの。笑』

「うるさーい！」

『すいません。珈琲下さい』

店「…かしこまりました」

「ほらぁ！Aに見とれちゃって！！」

『静かにできないのぉ…？』

「あたしは置いてけぼりだよ」

『何処がよ。笑友達でしょ？』

「はーあ…あたしAになりたいよ……」

『………』

「あ……、ごめんね…」

『ううん。』

いきなり空気が重くなってしまい

何だか気まずい。

「あ…私帰るね」

『うん。気にしないでよ笑』

「うん…。一緒に帰る？」

『煙草吸ってから帰るよ』

「分かった。またね！！」

『ばいばい』

ヘリンが出ていった丁度に出てきた珈琲

飲もうとすると落ちた小さい紙。

開いてみると、080___と電話番号が書かれていた。

こういう事するとクビになるって

知らないのかな。うんざりする

『すいません。店長呼んで頂けますか？』

さっきとは違う店員に話しかけ

店長を呼んでもらった。

「どう致しましたか？」

『すいません。珈琲に付いていたのですが…』

「これは…」

『では。珈琲美味しかったですよ』

鞄を持って、店を出ていき

歩いていると見つけたベンチと灰皿。

そこに座り、煙草に火を付けた