ウツボが82匹 ページ39
「おし。ついたぞ降りろ」
『ああ、もう着いたのか』
俺はボーッとしながら車に乗っていたら、もう目的地についたようだった。
「じゃあお前は、明里と光里の面倒頼むぞ、土産は全部俺が持っていく」
チッ、最初からそうしろよな、ばあちゃんカッコつけたいからって、小学生かよ。
「おい、誰が小学生だ、声に出てんだよこの野郎」
え、マジか、そう言えば前もこんな事あったな、確かだけど。
「おいこら、無視すんな、たく先行っとるぞい」
俺が考え事をしていたら、爺ちゃんはスタスタと病院に向かっていった。
『ハァ、たくほんと自由人だよなぁあの人、まあいいや、明里光里行くぞ』
俺は爺ちゃんを諦めて、妹達と病院に入っていった。
__________
_______
確かばあちゃんの病室は三階だったな。
『えっと、あ、あったあった此処だな』
俺はあんまり此処に来ないから、たまに病室を忘れてしまうことがある、まあこんなこと言ったら爺ちゃんの拳骨こと兵器が飛んでくるから絶対言えないのだ。
おし、じゃあ開けるか
ガラッ
俺が扉を開けるとそこには、ラムネ色の髪の毛をした、ばあちゃんがベットに腰掛け爺ちゃんと話していた。
『久しぶり、元気にしてた？ばあちゃん』
俺を見たばあちゃんは、少し驚いたような顔したが、すぐにいつもの優しい顔に戻った。
「久しぶりね、おかげさまで元気よ」
『そりゃあよかった、ほれ明里と光里もばあちゃんに挨拶して。』
「久しぶりお婆ちゃん、元気でよかった！」
「久しぶり、また会えて嬉しい」
明里と光里は俺の前に出て、大きな声でばあちゃんに挨拶した。
「ふふ、相変わらず元気いっぱいね、二人とも、おばあちゃん安心したわ。」
「当たり前だよ！私風邪ひいたことないもん！」
「あら、すごいじゃない明里」
「わ、私もあんまり風邪ひかないもん」
「ふふ、光里もすごいわね。」
俺と爺ちゃんは居ない認定されたらしく、3人の微笑ましい様子を見ることしか出来なかった。
『……………爺ちゃん俺達居ない認定されてね？』
「………ああ、確実にされてるな。」
『……………………別の所行こうぜ』
「……………………………だな。」
そうして俺達はばあちゃんに一声かけて、違う場所に向かって。
そこは、ナースステーションの隣の個室、
俺の兄の部屋だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ジャッキー(プロフ) - アニメさん» ご丁寧に返信ありがとうございます！はい！お願いしますー！ (2021年8月31日 13時) (
レス) id: 2f5b4ed08a (このIDを非表示/違反報告)
アニメ(プロフ) - ジャッキーさん» ジャッキーさんありがとうございます、番外編の方にもコメントくれましたよね？イメガも描いてくれるなんて嬉しいです！これからも頑張るのでよろしくお願いします！ (2021年8月28日 11時) (レス) id: 3bb9f87dcd (このIDを非表示/違反報告)
ジャッキー(プロフ) - 続編おめでとうございます！圭くんが好み過ぎてついついイメ画を描いてしまうほどです…日常生活と並行してやるのは大変かもしれませんが、無理せず、更新頑張ってください！ (2021年8月28日 3時) (レス) id: 2f5b4ed08a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アニメ | 作成日時：2021年8月27日 23時
