■ショコラの魔法士【ツイステ】

10話 ページ9

リリア：のぅ、トレイ。

ケイトを知らんか？昨日持ってきた音源
今日はカリムもおるし聞こうと思うんじゃが




トレイ：いや、ちょっと分からないなー.....





リリア：なんじゃ？お主もか？


トレイ：も？



リリア：いやな？カリムや、ハーツラビュルの寮生ら
にも聞いてみたんじゃが

誰も「知らない」と言うんじゃ




トレイ：.............。
もしかしたら体調が悪くて休んでいるのかも
知れないな.......、、、後で見に行ってみるよ。



リリア：頼む。そうしてくれ。









・







・







...................





カリム：あーー！チョコチョコチョコチョコ〜


ジャミル：カリムやめないか！





カリムはまるで子供が駄々をこねるように
手をバタバタとさせた







カリム：だって、食べたことないものなら食ってみてぇーじゃないか！



大抵の者ならお金に物を言わせ何でも家に揃っているカリムだが、さすがに噂の願いを叶えるチョコレートだのとまで言われているチョコレートは食べたことがない

気になって仕方ないのもそのためだろう






カリム：願いを叶えるチョコレートか〜


ジャミル：なんだ、叶えたいものでもあるのか？



カリム：あぁ！あるぜ！！
ジャミルと空飛ぶ絨毯で世界一周したり

ジャミルとダンス踊ったり〜ジャミルとゲームして朝まで遊び倒してみたり〜.......






ジャミル：.............カリム、俺はそんな事しないぞ。

第一、朝まで遊ぶのは健康に悪い。従者の立場からして俺はお前の世話をしないといけないんだ。





ジャミルは少し呆れたように
サラリとカリムの要望をかわした








カリム：んーー、分かったよ.......





そう言って、カリムは拗ねたように口を
突き上げむすーっとしながら

軽音部の活動へ向かった

11話→←9話(キレイなビー玉)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す