特殊任務処理班【企画小説】 (ページ34)

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34.【ルカーナ･クリスティ】ページ34

｢ってか、なんであんたは俺の部屋にいるんですか。研究室に戻ったらどうです？｣

「あー、本題に入ってなかったか。すまんすまん」

本題と言うのは戦闘班がいない時に少々面白いことがあった。
普通は上司から伝えるはずだが、上司は透には昔馴染みのあたしから伝えるように言われている。
もちろんその理由は知らない。

「お前ら戦闘班がいない間になァ……なんと八光会の幹部様から電話があったんだよ」

あたしの言葉に信じられないとでもいうような顔をする。あたりまえか

「そう驚いた顔をするな……その幹部様は戦闘班がそちらに戻った頃に波貴透様にお伺いします。と言ってたんだよねぇ｣

「は…？いや俺その人のこと多分知らないんだけど」

透がそういったその時だった。いきなり私のケータイに電話がかかってきたのだ。
番号は非通知、いつもならでないが今日は訳が違う。

「どちら様でしょうか」

『波貴透様のお友達の方ですか？私、八光会の幹部ラピスと申しますぅ、そちらに私の部下が向かったので遊んであげて下さいませ～！』

コンコン…とノックがなる。
電話の女が言った事は確かなようだ。

『いずみ～ん？中に人いるよぉ？さっさとドア開けなさいよ』

その言葉を聞いたかのように鍵のかかっていたはずのドアは開かれた。

＿＿＿＿＿＿＿＿

【八光会幹部】
･ラピス
･透の部屋に部下を送りつけた張本人。
異能力は『BANG!BANG!!BANG!!!』→能力を使うと手に触れたものを爆発させる危険極まりない能力。

【ラピスの部下】
･和泉
･ラピスの一番の部下。
･異能力は『数字』→能力を発動すると相手の体に3:00と表示される。このカウントが0になる相手はしんでしまう。