特殊任務処理班【企画小説】

26.【佐倉鈴乃】 ページ26

鞄の中に入っていたインカムが着信音を鳴らす。


マズイ・・・。

マナーモードにしていたはずなのに何故？

後ろを振り返ると幼馴染が手をひらひら振っていた。

どうやらアレがマナー解除にしたらしい。

イライラしたのですぐさま自分の異能力を使い、幼馴染のスマホのデータを全消去にした。

向こうから悲鳴が聞こえてるなんて知らない。←


ところでインカムの相手は誰なんだろう。

折角良い所まで見つけたのに・・・。


佐「はい・・・、佐倉です・・・。」

『俺、誰だかわかる？鈴乃ちゃん！』

この聞き覚えある声は・・・、

佐「陸(くが)・・・」

相『大正解！』

佐「折角大物見つけたのに・・・、陸の所為だよ・・・。」

相『えぇ〜、俺？』

佐「陸が悪い・・・。」

相『決めつけ？！』

佐「で・・・、要件は何・・・。」

相『いや、そっちはどうかなと思いまして・・・。」

佐「向こうから早くしろって、聞こえてるんだけど・・・。」

相『アハハ〜、やっぱバレた？俺今戦闘中。』

佐「本物の馬鹿なんだ・・・。確信・・・。」

相『ﾋﾄﾞｯ、なんか情報掴めた？』

佐「レウィンド、雑魚ばっか・・・。相手にもならないくらい雑魚・・・」

相『これはまた・・・。』

佐「あと、雑魚だけど数が異常。ガーディアンムカつく・・・」

相『ｶﾞｼｬｧｧｱﾝ!!)俺もそういう敵嫌い。』

佐「ちょっと変な音したけど・・・。
だから、ちょっとこらしめてくる・・・。」

インカムを取り、置く。

相『ちょっと!無理はしないｄ(ｶﾞﾁｬｯ､ﾂｰ､ﾂｰ､ﾂｰ』


「麻っち、ちょっと電脳世界いじる。
おかしなことしないように見張ってて。
あと、先輩にも伝えて。」


麻「何言ってんの、いつもの事じゃん。」

僕は一呼吸置くと、パソコンに手をかざす。

これで、レウィンドのパソコンとリンクした。


「さぁ、一狩りしようか。」

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