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『そういや別のクラスのやつから聞いたんだけどよ。轟いるじゃん？』
例によってAは早々に1人で帰ってしまい、彼のいない教室でそのクラスメイトは言ったのだ。
心操は先に教室を出たAを追おうと、荷物をまとめていたのだが、Aの名が出たことにより、思わず手を止めて耳をそばだててしまう。
『ヒーロー科の方の轟しょう……しょうり？なんだっけ？名前忘れたけど、そいつと双子らしいのよ』
『だからなんだよ。双子どっちも雄英で優秀ですねって話か？』
笑いながら別のクラスメイトが、その発言の意図を掴めないまま返事をする。
しかし心操はその意図がわかってしまい、思わず息をとめた。
『ちげーよ。お前知らねぇの？』
『いや俺そもそも普通科志望だし。ヒーロー科キョーミねーし』
『なんだよお前ヒーロー科落ち組じゃねぇのか』
『そういうお前はそうだったのかよ』
ヒーロー科に落ちて、今
ヒーロー科の轟。名前は“しょうり”ではなく“焦凍”だが。
ちょっとでもヒーロー科に興味のあるやつなら誰でも知ってるだろう。
なぜなら彼はヒーロー科の中でも1クラス2人しかいない推薦入学者。
────そして何より
『そいつ、
『誰だよ。俺の知ってるヒーローか？』
『絶対知ってる。てか、知らんやつおらん』
『まじかよ。誰だ？オールマイト？』
『オールマイト結婚してないだろ』
『えーじゃあNo.2？エンデヴァー？』
『そーだよ！』
『はァ！？まじで…！？』
No.2ヒーロー エンデヴァーの息子である
そんな轟焦凍と双子であるということは、何を意味するのか。
先程まで意図がわかっていなかったクラスメイトも、それに気づいて興奮したように声を上げた。
『え、てことは、うちのクラスの轟も……！』
『No.2の息子さんってことだ』
『うわまじか。サイン貰えねえかな。俺エンデヴァー結構好きなんだよね』
(轟がエンデヴァーの息子……)
あの後、心操はAを追うことも出来ず1人で帰った。
名字が同じである以上、その可能性を考えなかったわけではい。でも、いざ事実を目の前にすると混乱するものがあった。
もう一度、心操は目の前に座るAを盗み見る。
その切れ長の瞳に埋め込まれたターコイズブルー。
それは確かに、テレビで見る
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天照(プロフ) - 続きずっと待ってます！ (2月20日 19時) (
レス) @page41 id: aa210f3daf (このIDを非表示/違反報告)
薄氷槐 - くぅッ…！続きが気になるッ！更新無理せず頑張ってください！応援してます╰(*´︶`*)╯♡ (12月12日 15時) (レス) @page41 id: 318600bbe7 (このIDを非表示/違反報告)
Ayaka(プロフ) - 一話から全部見直しました！何回読んでも最高です！続きの更新楽しみに待ってます( ^ω^ ) (12月9日 2時) (レス) id: de4c1d5b4a (このIDを非表示/違反報告)
メロンパン - 続き楽しみに待ってます。 (9月7日 18時) (レス) id: 77fdb417b6 (このIDを非表示/違反報告)
aiueo - 続き楽しみです。待っています！ (8月26日 11時) (レス) @page41 id: 8996259c1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：火月 | 作成日時：2022年3月6日 13時
