19話.相性 ページ6
＊
ナミが「保護される柄じゃない」と言っていたが…
――立体機動
「おーい！早く来いよー！」
「ああああルフィさん戻って来て下さい！」
「ってか立体機動使えっ！！」
アンカーではなく腕を伸ばしターザンのように飛ぶルフィ。
「ちょ、あんた何やってんすか！？」
「あ？切りゃいいんだろ？切りゃ」
「加減して下さい！項だけでいいんだってば！」
巨人模型の項どころか周りの木々まで薙ぎ倒すゾロ。
――対人格闘
「ゴムゴムのォ……って何すんだロビン！」
「能力は無しよ、ルフィ。彼がﾀﾋんじゃうわ」
「“ROOM”…」
「ローも能力無しだってば！」
素手で戦う筈が直ぐに能力を使おうとする。
この惨状には、あのリヴァイも頭を抱えた。
「何かごめんなさい」
「……いや、まぁ……そうだな…」
ハンジの事を奇行種呼ばわりしているが、ロビンは兎も角、真の奇行種はコイツらかもしれないとリヴァイは思う。
戦力的には申し分ないが、何分個々が強過ぎて扱いづらいのだ。
「A、こいつらの耳にはクソでも詰まってるのか？」
「はい？」
「一緒に居れたお前の気が知れねぇ」
結果良ければ全て良しな部分が殆どで、こうまともに言われると返しに困ってしまう。
私はパンクハザードとドレスローザでの事を思い出した。
作戦はあったようで無いもの、何度も危うい場面があったのは確かだ。
けれど、仲間を信じて頼る事もまた一つだと知って、皆自分がすべき事を常に考えていたから想定外の事にも立ち向かえたのも確かだった。
「んー、無理に纏めない方がいいんじゃないかと思います」
「…何？」
「なんて言ったらいいんだろ……個性的だからこそ、それを止めちゃったら本来の力が発揮できないというか…」
調査兵団は集団行動が当たり前で、考えてみれば彼らが上官の指示に従って行動出来るとは思えないのが正直なところ。
それでも、多分……
「そういう質なんだと思います」
「…なるほど、確実性に欠けるな」
「偉そうな事言ってすみません」
「いや、お前が言うならそうなんだろう。目に余るがな」
未だギャーギャー言ってる皆を見ながらリヴァイはどこか呆れた様子だったが、これは受け入れて貰えたのだろうか。
「長ェ、いつまで話してんだ」
「あ？言ったことすらやれねぇ餓鬼が何…「うわぁぁぁごめん今行く！リヴァイさん、私も訓練してきますね！」
ローとの相性は最悪だけど……
.
続く
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こまめ(プロフ) - エメラルドさん» ハートの海賊団ですからね、まだ分かりませんが考えさせて頂きます！ご意見ありがとうございました！作中でこれから絡みを沢山出す予定なので、そちらも合わせて楽しみにして頂けたらと思いますˆˆ (2022年11月23日 21時) (
レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド - できればトラファルガーローオチでお願いします🙏 (2022年11月23日 21時) (レス) @page2 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - 凛さん» 長らくお待たせしてしまい大変申し訳ございません！お気遣いありがとうございます！！書きたい箇所があり過ぎて上手く纏まらず悩んでいますがちょこちょこ更新頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。 (2022年11月22日 23時) (レス) @page1 id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 久しぶりの更新…嬉しすぎます(泣)、ゆっくりのんびり頑張って下さい！ (2022年11月22日 22時) (レス) @page1 id: 8ab4f00c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまめ | 作成日時：2022年11月21日 16時
