18話.悪魔の実 ページ1
＊
大方話は纏まった。
調査兵団として身を置き、壁外調査をしながら帰る為の手掛かりを見付ける。これが今後の重要課題となったのだ。
その為にはAがしてきた事をルフィ達もしなければならない。
つまり能力の把握と立体機動の練習である。
が、その前に……
「Aに言ってなかったけれど、電伝虫は使えるみたい」
「え、本当ですか！？ナミさん達と…」
「えぇ、みんな心配してるわ。掛けてあげて欲しいの」
そう言って電伝虫を差し出せばAより何よりハンジが食いつかない訳が無い。
「うぇぇ、何コレ！？動物？虫？何でもいいけどなんか気持ち悪い！！アハハ！」
うるせぇ…と呟いたのはローなのかリヴァイなのか。
ハンジ達にとっては未知の生物でエルヴィンも顎に手を当て興味深そうに覗いている。
取り敢えず今すぐにでも掛けたいからと静かにするようお願いした。
＊＊＊
ルフィ達から無事に着いたと連絡を貰ったナミ達は、サニー号を当初の目的通り漸く進み始めた。
もちろん白い砂浜の位置はナミが把握している。
しかし、5人も欠けている船内にいつもの騒がしさは無かった。
「アイツらなら大丈夫だよナミさん」
「分かってるんだけどねぇ…」
マスト下のベンチに座るナミは前屈みに肘を着く。
別行動なんてしょっちゅうだけど、それとは訳が違う。
大丈夫だと分かっているし信じていても何処か不安がチラつくのだ。
そしてその心情はサンジや他の仲間も同じ。
「A大丈夫かな…ルフィ達と会えるかな…」
「…骨になってたらどうしましょう。あ、私とお揃いですね」
「縁起でもない事言うなァ！」
「あいたっ…！」
そんな時だった。
……ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙｯ…
ロビンに持たせてある電伝虫から連絡があり、その場にいたナミとサンジは顔を見合せる。
……ｶﾞﾁｬｯ
「もしもし、ロビン？」
《……ナミさん、私です。Aです》
「A！！？」
「Aちゃん！！？」
思いもよらぬ人物に思わず声を張り上げれば、ウソップ達も何事かと集まって来る。
《っ…ナミさん、サンジさん》
「アンタほんっっと……っ帰ってきたら真っ先に説教してやるんだから！」
《っはい！》
お互い涙と鼻水で酷いだろう、電伝虫はその表情を表していた。
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こまめ(プロフ) - エメラルドさん» ハートの海賊団ですからね、まだ分かりませんが考えさせて頂きます！ご意見ありがとうございました！作中でこれから絡みを沢山出す予定なので、そちらも合わせて楽しみにして頂けたらと思いますˆˆ (2022年11月23日 21時) (
レス) id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド - できればトラファルガーローオチでお願いします🙏 (2022年11月23日 21時) (レス) @page2 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
こまめ(プロフ) - 凛さん» 長らくお待たせしてしまい大変申し訳ございません！お気遣いありがとうございます！！書きたい箇所があり過ぎて上手く纏まらず悩んでいますがちょこちょこ更新頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。 (2022年11月22日 23時) (レス) @page1 id: 22f8f2f7cb (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 久しぶりの更新…嬉しすぎます(泣)、ゆっくりのんびり頑張って下さい！ (2022年11月22日 22時) (レス) @page1 id: 8ab4f00c22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こまめ | 作成日時：2022年11月21日 16時
