桜の花弁28枚 ページ29
私はそっと部屋を出た。
すると、反対の戸から、蜻蛉切が出てきた。
紺色の袴には、うっすら銀色の箔が散らされ、上は、雪兎が二羽。それに、桔梗の刺繍が入った羽織を纏っている。
蜻「っ!?.....と、ても、綺麗だな...。」
貴「い、いえ、蜻蛉切こそ、逞しい...ですね...」
(目のやりどころに困る....!)
乱「ジャジャーン!はい、オソロー!」
燭「実はね、主に頼んで、万屋で布を買って、皆で縫ったんだ。僕らだけじゃなくて、歌仙くんや青江くんも手伝ってくれたんだよ!」
なんて優しい方たちなのだろう....
結「さあ、大広間に向かいましょう。今の貴方なら、大丈夫。」
蜻「主の言う通りだ。私がついている。」
私は、皺ができた着物をはたきなおし、前を向いた。
貴「はいっ!」
52人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラヴァ(プロフ) - 猫マシュマロさん» ありがとうございます!更新、頑張ります!! (2020年9月10日 20時) (レス) id: 872177c79b (このIDを非表示/違反報告)
猫マシュマロ(プロフ) - 面白いです!更新、頑張ってください!応援してます! (2020年9月10日 18時) (レス) id: 374dad9b55 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - ヤベーベ。早く続きが気になる。興味持ったわ。 (2019年12月2日 0時) (レス) id: d84ad9f86b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ラヴァ | 作成日時:2019年8月30日 6時