~最初で最後の手紙~vol.2

~エピローグ ページ49

「りょーすけせんせぇー!!」

「あーっ、また女の写真見てんだろぉっ!!」







涼介「こら...そんな喋り方したらダメだっての。」







「涼介せんせい、その紙なに?」


涼介「ん...これ?」








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「わぁ、お花だぁっ!きれー!」


涼介「でしょ...?

これ、先生の大好きな人から貰ったお花なんだよ...枯れて無くならないように、栞にしたんだ。」



「ふぅーん。せんせーって女とか作らないのかと思ってた。」








涼介「だから、そんな喋り方やめなさいって。








...作らないよ。この人以上に、愛しいって思える人には絶対会えないからね。」








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「せんせー、その人のこと教えてっ!」

涼介「え...?」

「あっ、ききたいっ!」







涼介「仕方ないなぁ...。







先生がその人と会ったのは...先生がまだ高校2年の頃でね＿＿＿＿。」









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A....俺ね、あれから毎日笑ってるよ

周りの子達も笑わせてあげてる。

毎日が笑顔で溢れて、凄く楽しいんだ。







だけどやっぱり泣きたい時だってある

救えなかった人や...Aのことを想うと

涙が溢れて溢れて、止まらなくなるんだ...。








その度にAから初めて貰った

”最初で最後の手紙“を読み返してる。







写真と一緒に、大切に保管して

Aから貰った1輪の白い胡蝶蘭の花は、栞にして持ち歩いてる。







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俺は...今でも、これからもAだけを想って生きていくから







Aは、お母さんと一緒に

空の上で笑いながら見守ってて...。








最期の最後まで、俺を想って笑ってくれてありがとう。









俺もAの笑顔が大好きだよ。


＿＿＿＿愛してる。









.*･ﾟ. End .ﾟ･*.

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