story92 ページ44
薮「涼介く...おっと、山田先生ー。」
涼介「あ...宏太先生。」
薮「いやぁ、慣れないね〜(笑)
あの涼介くんが白衣を身に纏ってる姿は。」
涼介「慣れないんなら、涼介くんで良いんですよ?(笑)」
薮「それじゃ、周りの患者さんにまで言われちゃうからね(笑)」
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薮「ここ、歩くの好きだね?」
涼介「__はい。昔を思い出せるし、Aとの思い出がありますから...。」
薮「...あれから、Aさん以外の人は見えてないのかい?」
涼介「当たり前です。俺にはAしかいませんから。」
薮「君のファンが増えてるんだよー。
山田先生は彼女とかいるんですかー?なんて、俺に聞いてくるし(笑)」
涼介「はは...(笑)」
宏太先生は、10分くらいしたら戻るように言われた。
時間まで、もう少しここをブラブラと散歩することに。
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中庭は...Aとの思い出が詰まった場所。
ここを歩けば柔らかい風が吹いて、心が軽くなる。
Aとの思い出を思い出せるし、患者さんが安らぐ場所だから
そんな患者さんを見るのも好きなんだ。
涼介「A...俺、医者になって良かったわ。」
医者になりたいと思ったのは、Aが亡くなる直前から思ってたこと。
Aを治せない、側にいても何も出来なかったのが悔しくて
苦しくて、...きっとこれからもAみたいに治らずに亡くなる人が出てくる。
そんな人達を助けたい。
Aを失った時みたいな悲しい思いをさせたくなくて、医者を目指した。
大学で学んで、行きたい病院は
俺がお世話になった病院。
俺を治してくれた宏太先生も、光先生もいたし
ここを選んだんだ。
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タタタタッ___ドンッ!!
涼介「わっ!!」
『あ...お兄ちゃんごめんなさい...。』
涼介「あ...大丈夫だよ、怪我はない?」
突然足にぶつかってきた。
後ろを見ると、可愛らしい幼い女の子。
しゃがみ込んで頭を撫でてあげると、うんっ て可愛く笑った。
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みーちゃん - とっても感動しました。今テスト期間中で息抜きをするために見ていたのに涙腺崩壊しすぎて勉強どころじゃなかったです。思わず亡くなった愛犬と重ね合わせてしまいました。そしてこの物語を読んで医者になりたいと思いました。これからも素敵なお話待ってます!!!! (2022年10月27日 17時) (レス) @page50 id: c88c134d3d (このIDを非表示/違反報告)
まなみ - めちゃくちゃ感動して(名前)ちゃんの手紙読み終わった時には涙が溢れ出してました、、他の作品も読みましたが感動する作品ばかりですね!これからもがんばってください!応援しています!!!!!!! (2020年12月30日 14時) (レス) id: 42fb8a39ca (このIDを非表示/違反報告)
知念菜々(プロフ) - とても感動しました!読み終わる頃には涙腺崩壊してました笑とても素敵な作品だと思います!これからも頑張ってください! (2019年12月5日 16時) (レス) id: 70738b0893 (このIDを非表示/違反報告)
わーちゃん - めちゃくちゃ感動しました! (2019年10月10日 22時) (レス) id: d97cd47bcf (このIDを非表示/違反報告)
ありたん - とても感動しました!何回読んでも泣けます。素晴らしい小説をありがとうございます! (2019年4月3日 10時) (レス) id: c33aeb4fa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2016年8月7日 11時