story53 ページ5
A「んー...スタンプ見つかんないね。」
涼介「さっきの道、左だったのかな。」
Aが地図とスタンプを押すための紙を持って、キョロキョロと周りを見る。
変わらず腕は組んだままで。
A「あっ、はっけーん!」
涼介「わっ!走んなっ!」
スタンプ見つけた途端にこれだ。
義足取れたらいけないから走るなって言ってんのに...。
それから次々とスタンプを見つけて、5個全て押すことが出来た。
ゴールと言う文字が見えてAは凄く喜んでるけど
俺はもう少し このままが良かったかな...。
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ガラッ
A「やったぁ!ゴールっ!」
涼介「はしゃぐなって(笑)」
スタンプ押した紙渡してって、Aに言って
近くにいた係の生徒に手渡して
「...はいっ、確かに5個集まりましたねっ。」
「景品です。おめでとうございまーす。」
なんか紙袋に入れられた景品を貰った。
どうせ飴玉1個とかだろ(笑)
A「お待たせしました〜!」
看護師さんの元へ軽く走っていくA。
俺の手を離して、行ってしまったAが何だか遠く感じた。
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カサッ...
A「わ。」
涼介「何だった?」
紙袋の中を開けて、中身を取り出して俺に見せる。
キラッと光るそれは
ペアのストラップだった。
涼介「まさかのペア...。」
後ろを見てみると、紙袋を置いてある箱が2つに分けられていて
たぶんカップル用とかで分けてんだな...。
A「カップルに見られちゃったかぁ(笑)」
涼介「...どーする?交換してもらうか?」
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A「はいっ。」
涼介「え...ちょ。」
はいと手渡された青色のガラスがついたストラップ。
Aはピンク色のガラスがついたストラップを嬉しそうに眺めて
A「私は気にしないよ。
涼介とお揃いなんて嬉しいじゃん。
初めての文化祭で...初めて人と回ったんだもん。
大切な思い出。」
スマホにストラップを付けて、微笑みながら俺を見た。
涼介「_____...そっか。」
俺も同じようにストラップを付けて
Aに見せた。
涼介「お揃い。な。」
A「うんっ。」
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みーちゃん - とっても感動しました。今テスト期間中で息抜きをするために見ていたのに涙腺崩壊しすぎて勉強どころじゃなかったです。思わず亡くなった愛犬と重ね合わせてしまいました。そしてこの物語を読んで医者になりたいと思いました。これからも素敵なお話待ってます!!!! (2022年10月27日 17時) (レス) @page50 id: c88c134d3d (このIDを非表示/違反報告)
まなみ - めちゃくちゃ感動して(名前)ちゃんの手紙読み終わった時には涙が溢れ出してました、、他の作品も読みましたが感動する作品ばかりですね!これからもがんばってください!応援しています!!!!!!! (2020年12月30日 14時) (レス) id: 42fb8a39ca (このIDを非表示/違反報告)
知念菜々(プロフ) - とても感動しました!読み終わる頃には涙腺崩壊してました笑とても素敵な作品だと思います!これからも頑張ってください! (2019年12月5日 16時) (レス) id: 70738b0893 (このIDを非表示/違反報告)
わーちゃん - めちゃくちゃ感動しました! (2019年10月10日 22時) (レス) id: d97cd47bcf (このIDを非表示/違反報告)
ありたん - とても感動しました!何回読んでも泣けます。素晴らしい小説をありがとうございます! (2019年4月3日 10時) (レス) id: c33aeb4fa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2016年8月7日 11時