story68*貴女 ページ20
A「ふふっ。やめてよー侑李、お腹痛い...(笑)」
裕翔「あっ、いい笑顔!」
知念「最近、楽しそうだよね。」
圭人「....。」
私にカメラを向けて、カシャカシャとシャッターを切る裕翔と
ベッドに腰掛けながら、私を見る侑李。
そして眠たそうにさっきから頭をカクンカクンとしてる圭人(笑)
A「へへ、外出許可が出たからかな?」
知念「へぇ、良かったね。」
A「うん。」
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A「あ...ごめん、私お手洗い行ってくるね。」
裕翔「大丈夫?付いていこうか?」
A「平気だよー、これくらいの距離(笑)」
ベッドから足を下ろして、点滴を引っ張って足を踏み出す。
ガラ_____
ガクンッ!!
A「っえ...!!?」
圭人「危ないっ...!!」
トサッ__..
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A「っ...はぁ...はぁッ...。」
圭人「あっ...ぶなぁ...。」
裕翔「だから気を付けてって言ったのに...!」
知念「まじで心臓止まるかと思った...。」
ギリギリのところで、圭人が助けてくれた。
軽く尻餅をつくだけで良かった...。
ただ...後ろからちょっと怒り気味の裕翔達が
何か言ってたけど、全く耳に入ってこなかった。
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A「っ...早い、よ...。」
手足の動きが、最近鈍くなってきてるのは気付いていた。
携帯の扱いも、食事の時の箸の使い方も大変で
普通の生活が送りにくくなっていた。
義足となった脚と、今まで普通に動いていた脚と両手を
視界が歪み始めてる目で見つめる。
泣きたい...泣きたい...苦しい____
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A「っ...うッ...。」
圭人「A...。」
ギュッと両手を握り締める。
それさえも出来ないほど力が弱くなってた。
死のタイムリミットが近付く中でも
体の自由は消え始めていた...。
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涼介「Aっ___。」
A「っ、涼介___..!」
泣きそうな時に、いつも来てくれるのが
涼介...___
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余命...1ヶ月と1日。
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みーちゃん - とっても感動しました。今テスト期間中で息抜きをするために見ていたのに涙腺崩壊しすぎて勉強どころじゃなかったです。思わず亡くなった愛犬と重ね合わせてしまいました。そしてこの物語を読んで医者になりたいと思いました。これからも素敵なお話待ってます!!!! (2022年10月27日 17時) (レス) @page50 id: c88c134d3d (このIDを非表示/違反報告)
まなみ - めちゃくちゃ感動して(名前)ちゃんの手紙読み終わった時には涙が溢れ出してました、、他の作品も読みましたが感動する作品ばかりですね!これからもがんばってください!応援しています!!!!!!! (2020年12月30日 14時) (レス) id: 42fb8a39ca (このIDを非表示/違反報告)
知念菜々(プロフ) - とても感動しました!読み終わる頃には涙腺崩壊してました笑とても素敵な作品だと思います!これからも頑張ってください! (2019年12月5日 16時) (レス) id: 70738b0893 (このIDを非表示/違反報告)
わーちゃん - めちゃくちゃ感動しました! (2019年10月10日 22時) (レス) id: d97cd47bcf (このIDを非表示/違反報告)
ありたん - とても感動しました!何回読んでも泣けます。素晴らしい小説をありがとうございます! (2019年4月3日 10時) (レス) id: c33aeb4fa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2016年8月7日 11時