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あ「えっと…。」
「ほら、困ってるよ。すみません、母が勝手に…。」
あ「いえ、大丈夫です…(笑)」
あ、良かった(笑)
お兄さん意外と乗り気じゃなかった。
「あ、すみません。次の商談の時間が来たので失礼します。」
ほんの少しの時間だけの顔出しだった。
でもそんなに忙しい中で、たった数分でもここに寄るなんて…相当 弟思いな人なのかな。
5分程度の滞在時間で、お兄さんはすぐに仕事に向かった。
「すみません…あんな息子で。」
祖母「いいえ、良い事ですよ。」
早苗「…賢人さん、そろそろ二人で出かけません?」
賢人「あぁ、そうですね。」
主役の2人は、2人だけの時間を過ごしたいとの事なので。
食事会はこれでお開き。
ただおばあ様は、ご両親と婚約についての話をしに行くらしいので…。
祖母「それじゃあ、Aをきちんと送り届けてね。」
運転手「かしこまりました。」
あ「おばあ様、この着物は…。」
祖母「貴女の物だから、好きにしていいわよ。」
…そうですよね、おばあ様がレンタルなんてするわけが無いですよね。
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あ「すみません…ここの住所に向かってもらえますか?」
運転手「はい、かしこまりました。」
私の家に向かう予定だったけど、出発して赤信号で止まったタイミングで涼介君達の住所を教えた。
あ「どうしたんだろ…。」
未だに返信がないし、到着しても連絡はなかった。
不安が募るばかりで、運転手さんが居なくなったのを見てから玄関に向かった。
合鍵で鍵を開けて、恐る恐るドアを開く。
もしかしたら大変なことになってたり…なんか怖い想像しかなかったから。
シーンとしている家の中。
えっ、ほんとに大丈夫? 出かけてるとか?
あ「…みなさーん…居ますかー?」
何となく警戒心が勝ってしまって、傘立てから傘を1本拝借して持ちながら廊下を歩いた。
リビングのドアを開けて、ゆっくりと中を覗き、足を進めると
あ「っ、光君…!?」
キッチンで壁にもたれかかって、ぐったりしている光君を見つけた。
慌てて駆け寄って声をかけると、閉じていた瞳が少し開いて
光「A…?」
あ「どうしたんですか…。」
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あちゃん(プロフ) - 一話から何回も読ませてもらってます!こんなに好きな作品に出会えたのは初めてで何回も読ませてもらってます!終わりに向かっていくのはとても寂しいですが主様のペースで更新頑張ってください!とても応援してます! (2021年11月17日 0時) (レス) @page50 id: 6556ee0ca9 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇん(プロフ) - ♪くるすけ♪さん» 全然大丈夫です!頑張ってください! (2021年9月10日 8時) (レス) id: 26e2860a94 (このIDを非表示/違反報告)
とも - 最初からずっと読ませてもらってます!今回の内容もある意味良くて続編気になります待ってます! (2021年9月8日 10時) (レス) id: 72ac1295a3 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - かふぇんさん» ありがとうございます! すみません、今気付きました(´;ω;`) 次の更新で直しておきます! (2021年9月7日 23時) (レス) id: 7871b290ea (このIDを非表示/違反報告)
かふぇん(プロフ) - いつも楽しみにしてます!あと、1536からいきなり1637になってますけど、、 (2021年9月7日 19時) (レス) id: eba823519b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2021年3月22日 12時