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あ「分かりましたっ、えっ、手貸しましょうか?」
薮「大丈夫…それと買い物ありがとね…。」
壁を伝いながら、フラフラとした足取りでトイレに向かう薮君。
少し不安だけど…トイレに入っていくまで取り敢えず見届けてから、大ちゃんが飲む用の血液を用意した。
あ「ここだっけ…。」
冷蔵庫を開けると、大量の小瓶が入っていて
どれが良いのか分からないから、1種類ずつ取って運んだ。
あ「失礼します…。」
光「あ、おかえり…。」
あ「ただいま。」
光「大丈夫だった…?」
あ「大丈夫でしたよ。」
あの2人に会ったことは黙っておこう…
何も無かったとはいえ、変に喧嘩とかに発展したら厄介だし。
あ「大ちゃん、起きれますか?」
大「うん…。」
あ「どれ飲みます?」
大ちゃんを起き上がらせ、色んな種類の小瓶を見せる。
どれでも良いよ、って言われたから適当に選んで蓋を開ける。
生臭い匂いが鼻を刺してきたけど耐えて、大ちゃんにゆっくりと飲ませた。
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大「ふぅ…。」
口端から少し垂れた血を拭き取ってあげると、大ちゃんはジッと私を見つめてきた。
あ「どうしました…?」
大「…ちょっと来て。」
ちょいちょい、と手招きをされたので近寄ると
私の首筋の匂いを嗅ぎ始める。
あ、嫌な予感…って思った直後に腕を掴まれて逃げられなくなった。
大「…これ、北山と千賀の匂い。」
あ「…(汗)」
大「会ったの?」
あ「…たまたまです。少し話しただけですから…。」
体調崩しているはずなのに、かなり強い力で腕を掴まれてる。
あ「あの、そろそろ離し…。」
涼「げほっ…!」
あ「っ、大丈夫ですか…!?」
涼介君が咳き込むのが聞こえて、大ちゃんの手を何とか離して涼介君の元へ行く。
口元を押さえながら、さっきより小さく咳き込んでる。
あ「大丈夫ですか…水、っ。」
涼「…もう外出るの禁止。」
あ「もしかして演技…?」
涼「最初のはほんと。」
さっきの大ちゃんと同様。
近寄ってきた私の腕をギュッと掴んで離さなくなった。
まぁでも…大量に買い込んできたから、材料が無くなるまでには治ると思うけど…。
また管理が厳しくなっちゃったな…。
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あちゃん(プロフ) - 一話から何回も読ませてもらってます!こんなに好きな作品に出会えたのは初めてで何回も読ませてもらってます!終わりに向かっていくのはとても寂しいですが主様のペースで更新頑張ってください!とても応援してます! (2021年11月17日 0時) (レス) @page50 id: 6556ee0ca9 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇん(プロフ) - ♪くるすけ♪さん» 全然大丈夫です!頑張ってください! (2021年9月10日 8時) (レス) id: 26e2860a94 (このIDを非表示/違反報告)
とも - 最初からずっと読ませてもらってます!今回の内容もある意味良くて続編気になります待ってます! (2021年9月8日 10時) (レス) id: 72ac1295a3 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - かふぇんさん» ありがとうございます! すみません、今気付きました(´;ω;`) 次の更新で直しておきます! (2021年9月7日 23時) (レス) id: 7871b290ea (このIDを非表示/違反報告)
かふぇん(プロフ) - いつも楽しみにしてます!あと、1536からいきなり1637になってますけど、、 (2021年9月7日 19時) (レス) id: eba823519b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2021年3月22日 12時