9人のドS〇〇達…【30】

1497 ページ49

涼「へぇ、あいつ彼氏いたんだ。」

あ「もう少しで旦那ですけどね。」








あの後 電話を終えて眠りにつき、朝ご飯のﾀｲﾐﾝｸﾞで皆に話してみた。








大「男の方 逆玉じゃん。」

中「でも一応 会社経営だから社長だよ?」

高「頭上がらないぐらい嫁は金持ちだけどな。」









確かに…。



まぁ早苗は専業主婦だし

旦那さんがどんな人かは分からないけど、尻に敷かれないと良いな…(笑)








私は…涼介君には一生頭は上がらないだろうな(笑)








涼「? なに?」

あ「あ、なんでもないです。」








.









.









.









.









.
中「ちょっとー、早く食器持ってきてー。」

あ「あれ、洗剤ないです。」

中「えっ、光君ー、食器用洗剤の替えってどこにあるー?」

光「棚の1番下にあるー。」








棚の下から替えを取り出して詰め替えて、やっと皆の食器も集まったので裕翔君と食器洗い。









中「Aさー。」

あ「はい?」

中「さっき やまと結婚したらーって妄想してたでしょ。」

あ「っ、してません…!」








丸わかりの動揺を見破り、裕翔君が「本当に〜?」と言いながら覗き込んでくる。








あ「…っ…ちょっとだけ、しました…。」

中「はは、そんな悪い事したみたいな反応しなくて良いのに(笑)」








他の皆は準備をしてるから、私と裕翔君だけの会話。

涼介君本人には絶対聞かれたくない。








中「でも そういうのはちゃんと話してた方が良いよ。
結婚したって良い歳なんだし。」

あ「…結婚したら、ずっと一緒にいるんですよね。」

中「当たり前じゃん(笑)」








ほぼ半同棲。前までは同棲している状態だったのに
今更 何言ってるんだって感じだけど。

そうじゃなくて…なんて言えば良いのかな。







結婚とか、そういう事を考え始めると

その先の事とかも必然的に考えちゃう訳で。







私は妊娠して、涼介君との子供を産む事も出来ないし

涼介君よりも遥かに早くこの世から居なくなる。







それを考えると…寂しくて、苦しくて頭の中がいっぱいになってしまう。







中「…Aは溜め込み過ぎちゃうからね。

普段から我慢してばかりなんだから、たまには正直にやまと話してみなよ。」







私の手からｽﾎﾟﾝｼﾞとお皿を取り







中「今日 何もなければ一人暮らしの家に戻るんでしょ?
2人で話す時間作りたいって、今すぐ言ってきな。」







.


.

1498→←1496

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す