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涼「具合は?」
あ「大丈夫です…。」
念の為ゆっくりと起き上がってみるけど、特に何ともなかった。
吸う量を控えめにしてくれたおかげかもしれない。
涼「リビング行くのか?」
あ「はい。」
リビングに向かおうと立ったら、涼介君も立って私に手を出してくる。
握れって事かな?
あ「歩けますよ?」
涼「念の為。」
出された手を握ると、腰にも手が回って
完全に歩く手助けをされている状態。
もう完璧な介護(笑)
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ガチャ___
慧「お。」
知「どうだった?」
涼「特に何ともない。」
慧「A 体調は?」
あ「全然大丈夫です。」
貧血っぽい症状もなく、今は平気。
リビングに全員いたから、あの人を探して
あ「高木君、吸いますか?」
高「え。」
大「えっ、なんで高木!?」
あ「いや…約束が…。」
驚いたのか、少し目を丸くしている高木君。
一番距離があった大ちゃんが近距離まで詰めてきていた。
この間の約束。
迷惑をかけてしまったお詫びとして。
あ「吸います…?」
高「吸っていいんなら貰うけど。」
涼「久しぶりだと多分ちょっと強いかもしれないから、少なめにしといた方が良いよ。」
高「分かった。」
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高「ん、ここ座って。」
あ「え…上にですか?」
高「嫌なの?」
あ「いや…はい。」
ソファーに座っている高木君の足の上に座れとの指示。
対面で座る形になって、高木君の顔を見るのも恥ずかしくて下を向いた。
涼介君とは反対の首筋を触られて、髪を反対側にどかされる。
ブツッ…
あ「っ…。」
行き場が分からなくて、なんとなく乗せた高木君の肩をギュッと握ってしまったけど
高木君は何も言わないでくれたから、そのまま。
涼介君は久しぶりだからか少し優しめだったけど、高木君は通常通り少し強めに吸われる。
慧「なんかえろい。」
中「たぶん体勢のせいだよね。」
大「っ…久しぶりに嗅ぐとこんな強いんだ。」
圭「確かに…。」
部屋中に漂う血の香り。
その香りに少し苦しそうな声を上げた大ちゃん。
高「はぁ…、…お前やばいな。」
あ「え…?」
べろりと首に舌が這う。
顔を離した高木君が、唇についた血を指で拭った。
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とあ。(プロフ) - ♪くるすけ♪さん» 全然大丈夫です!書いていただける事になって良かったです!ありがとうございます!楽しみに待ってます^^ (2021年4月1日 7時) (レス) id: fdf3240231 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - LURINさん» そんな前から読んで頂けてるのですか! ( °-° )ワクワクして頂けて嬉しいです!(笑) 最後は良い終わり方を出来るように頑張ります! こちらこそ長い期間読んで頂きありがとうございます(;_;) (2021年3月31日 18時) (レス) id: 118209df58 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - まゆみさん» 寂しい思いをさせてしまうのは心苦しいですが、最後まで頑張って書き切ります! ありがとうございます(;_;) 長くて大変だと思いますが、ぜひ何度も読み返してください! こちらこそ最後までお付き合い下さい(´˘`*) (2021年3月31日 18時) (レス) id: 118209df58 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - あちゃんさん» はじめまして! ありがとうございます(*^^*) 凄く励みになるコメント嬉しいです! 最後まで飽きずに読んでいただけるよう頑張ります!(´;ω;`) (2021年3月31日 17時) (レス) id: 118209df58 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - とあ。さん» ごめんなさい!!移行先の作者ページでも書いたのですが、書いたつもりになっていました…(泣) 頭の中で一度書いてるので、すぐに書かせて頂きます!!m(_ _)m (2021年3月31日 17時) (レス) id: 118209df58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2020年11月16日 19時