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あ「う…っ…。」
額に感じた冷たい感触で、少し目が覚めた。
目が覚めた瞬間に襲ってきた具合の悪さ。
慧「ごめん、起こしちゃったね。」
あ「慧…くん…。」
声がする方に顔を向けると、額から濡れたタオルが落ちた。
それを拾ってまた額に乗せてくれて、優しく頭を撫でられた。
慧「具合どう?」
あ「良くはないです…。」
慧「そっか…食欲ある?」
あ「少しは…。」
慧「おっけ、ちょっと待っててね。」
慧君が部屋から出ていって数分後、小さな土鍋とかを持った涼介君と慧君が入ってきた。
慧「冷えピタとか今買いに行ってるらしいから待ってね。」
涼「起きれるか?」
起きやすいように背中に手が回って、優しくゆっくりと起き上がらせてくれた。
私の様子を見ながら、ご飯も食べさせてくれて
良いタイミングで水も飲ませてくれた。
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あ「ごちそうさまでした。」
涼「ん。…やっぱ熱いな。」
あ「…風邪ですかね。」
私の額に手を当てる涼介君。
でも熱と体がだるいぐらいだし…
慧「その事だけど…。」
あ「はい?」
ベッドに横になって、慧君から今の状態の事を全て聞いた。
正直 確信ではないけど、って伝えられたけど…それが原因としか言いようがない。
現に涼介君の血液が増えてるって証拠があるんだから。
慧「…ごめんね、力になれなくて。」
あ「そんな事ないですよ…。」
慧「辛い思いばっかりだよね、…でもあと少しだから。」
あ「はい…。」
色々と考えたいけど、今は熱が引くまで待つしかない。
効くか分からないけど熱用の薬を飲んで、また眠りについた。
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あ「…ん。」
再び目が覚めて、ゆっくりと起き上がる。
眠る前よりはマシになったかもしれない…。
あ「…慧君。」
部屋の端に椅子を置いて、そこに座ったまま眠りについていた慧君。
ベッドから出て近くに行くと、周りには紙の束が沢山。
私についての資料かな…。
不安定な体勢だからか、頭が落ちそうでカクカクしてる。
あ「ずっと見てたのかな…。」
慧「…ん、…A…?」
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とあ。(プロフ) - ♪くるすけ♪さん» 全然大丈夫です!書いていただける事になって良かったです!ありがとうございます!楽しみに待ってます^^ (2021年4月1日 7時) (レス) id: fdf3240231 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - LURINさん» そんな前から読んで頂けてるのですか! ( °-° )ワクワクして頂けて嬉しいです!(笑) 最後は良い終わり方を出来るように頑張ります! こちらこそ長い期間読んで頂きありがとうございます(;_;) (2021年3月31日 18時) (レス) id: 118209df58 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - まゆみさん» 寂しい思いをさせてしまうのは心苦しいですが、最後まで頑張って書き切ります! ありがとうございます(;_;) 長くて大変だと思いますが、ぜひ何度も読み返してください! こちらこそ最後までお付き合い下さい(´˘`*) (2021年3月31日 18時) (レス) id: 118209df58 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - あちゃんさん» はじめまして! ありがとうございます(*^^*) 凄く励みになるコメント嬉しいです! 最後まで飽きずに読んでいただけるよう頑張ります!(´;ω;`) (2021年3月31日 17時) (レス) id: 118209df58 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - とあ。さん» ごめんなさい!!移行先の作者ページでも書いたのですが、書いたつもりになっていました…(泣) 頭の中で一度書いてるので、すぐに書かせて頂きます!!m(_ _)m (2021年3月31日 17時) (レス) id: 118209df58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2020年11月16日 19時