9人のドS〇〇達…【30】

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あ「大ちゃんは大丈夫ですか…?」

大「ん?」

あ「私の血吸ってないですか?」

大「あ、大丈夫。ほぼ吸ってなかったから。」








少し舐めるぐらいの量だったら大丈夫なのか…。

涼介君の血が他の人より強いってのは聞いてたから。








慧「A、残りの日数はいつもより検査多くするけど良い?」

あ「他に何するんですか?」

慧「一応 血液採取も少しだけ。あとは触診とか…。」








今までは状態を聞かれたりするだけだった。

血液採取は、vampireの姿になった時と人間の姿の時に採るらしい。








あ「…そういえば、人間に戻る時ってどうやるんですか?」








伊「今回も山田に協力してもらうんだけど…

まずは山田に、Aの中の山田の血液を吸い取ってもらう。

その途中、Aがまだ純粋な人間だった時に採った血液を戻す。これは点滴でいれるから。」








今回は眠らずに行うらしい。

痛みも伴うし、涼介君の血液を取り除いた後がどうなるかも未知だから…。








伊「こっちの世界で出来る事だけど、油断は禁物だからね。

怖い事を言うけど…Aも気を緩めないように気を付ける事。」








お酒を飲んでいるはずなのに、いつものほんわかとした雰囲気も見せず、真剣な表情と声のﾄｰﾝだった。








あ「はい…。」








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薮「A 先に休みな? もう眠いだろ。」

あ「はい…おやすみなさい…。」








日付が変わっても、騒がしさは変わらない。

お酒が入ってても入ってなくても、まだ皆は元気みたい。





私は先に休ませてもらいました。








ﾍﾞｯﾄﾞに入っても、ﾘﾋﾞﾝｸﾞがある方角から
騒がしい声が耳に入ってくる。

相当楽しんでるなぁ…一応 今回の誕生日会の主役は不在になってるのに(笑)








あ「…。」








私が20歳になる日は…15日。

あと少しでこの姿での生活も終わる。





何事もなく人間に戻れて

何事もなくその先の生活を送れるようになると良いんだけど…。








やばいな…考えれば考えるほど不安が募る。

vampireになるのと比べると、全然 楽だとは言われてる。








だからって油断は出来ない。

気を緩めないようにって言われたし…








あ「だめだめ、考えないようにしよ…。」








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