9人のドS〇〇達…【30】

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ｺﾝｺﾝ＿＿＿








中「話し終わった? ご飯だよー。」









何事もなかったかのように振る舞う裕翔君。

涼介君もいつもの涼介君に戻って、私に手を差し伸べてきた。



その手を握って、涼介君と一緒に皆がいるﾘﾋﾞﾝｸﾞに向かった。








…もうお義母様の事には触れないでおこうと思った。

涼介君も触れて欲しくないだろうし。





決して、忘れるという訳では無い。



思い出と言える程の出来事はないけれど…
数える程度しか会話もしてない。

私が触れていい事じゃない。



涼介君の口からその話をされるまで、私からは口に出さないようにしようと。

そう思っただけ。








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＿One day








圭「せーの。」

あ「っ…!」

中「おー、頑張った頑張った。」








あの日から、ちゃんと血液の摂取を忘れずにしてます。

ｸﾞｲｯと飲み干したｺｯﾌﾟが片付けられて、裕翔君が私の頭をよしよしと撫でる。








知「あと少しだね。」

あ「うん?」

知「人間に戻るの。」

あ「あー…そういえばそうだね。」








年を越して

お正月が過ぎて

ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝもﾎﾜｲﾄﾃﾞｰも過ぎて

春が来ました。






そんな今はもう5月1日。

涼介君の誕生日がくると、次は私の誕生日。

20歳を超えたら…どうなるかは分からないけど、人間に戻る予定ではある。






…大丈夫かな。

かなりこの体に慣れてきてるから、人間に戻った時どうなるんだろう…。








慧「…人間に戻る方が安全ではあるから心配しなくて大丈夫だよ。」

あ「はい…。」








私の心の中を読み取ったのか、慧君が微笑みながら

私の両頬を手で包んでﾑﾆﾑﾆと触れてくる。








あ「ふふ、くすぐったい…っ。」

慧「無事に戻れたら一緒にお酒飲もーね♡」








頬を包まれて逃げれない状態からの口付け。

不安な私を安心させようと、大人な慧君に少しときめいたのに…通常運転に戻るの早すぎますよ。








涼「Aは俺ら居ないとこで酒飲むの禁止な。」

高「くっっそ弱いもんな。」

大「ﾌﾞﾗﾝﾃﾞｰ入りのﾁｮｺで酔ってたもんね。」

あ「掘り返さないで下さい!!」







ﾊﾞﾚﾝﾀｲﾝに皆でﾁｮｺを食べたんですが

高木君が貰ったお酒入りのﾁｮｺで酔いました。



いろいろあったらしいんですが…記憶にないんですよね。







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