9人のドS〇〇達…【28】

1341 ページ3

涼「…か。」

あ「か、って…(笑)」

光「相変わらず寝言 凄いな(笑)」








寝言が止まらないのを見る限り、結構深く眠ってる。








光「しゃーねえ、寝かしとくか。」

あ「朝食作りですか?」

光「そ。」

あ「良かったら手伝いますよ。」

光「あ、ほんと? じゃあ着替えてからな。」








涼介君ほどの腕はないし、足でまといになりそうだけど。









.









.









.









.
とりあえず着替え＿








あ「…子供。」

涼「ん…。」








私の服をｷﾞｭｯと掴んで、頑なに離さない涼介君。

本当に寝てるんだろうかってぐらい強く掴まれてる。





起こさないように、指を1本1本外してみようとしたけど無理だった。すぐ掴まれる。








あ「あ、脱げば良いのか。」








どうせ着替えるんだし。

起こさないように慎重に上の服を脱いだ。








あ「ふぅ…。」

涼「A…。」








起きてしまったかと心配したけど、また寝言。
本当にﾀｲﾐﾝｸﾞ良すぎ…。








涼「…A…。」

あ「ふふ…。」

涼「＿＿好き…。」

あ「っ…!? /」








私が脱いだ服を、私だと思ってるのか
抱き締めながら私の名前を何度も呼ぶし

かと思えば急に" 好き "って…。
不意打ち過ぎて心臓に悪い。




めったに言われないからこその破壊力…。









.









.









.









.









.
あ「…着替え、しよ。」









ｶﾞﾁｬ…









顔だけを出し、人がいないことを確認する。

なんせ涼介君に上の服取られてるから、上半身は普通に下着だけだから。





こんな状態で慧君達に見つかったら、なんて考えるだけで恐ろしい。









廊下を歩く音ですら立てないように、そろそろと歩いて自分の部屋に向かった。

静かにﾄﾞｱﾉﾌﾞを動かし、静かに部屋に入った。









誰にも見つからず、急いで着替えを済ませて光君の場所に。









あ「お待たせしました…!」

光「いーえ。んじゃ手洗って、卵焼き作ってくれる?」

あ「甘いのですか?」

光「あー、両方作るか。」








光君に教わった卵焼き。

しょっぱいのも甘いのも丁度良い味で作れるようになったし、最近は失敗もなくなった。





やっぱ料理って練習が大事なんだなぁって思いましたよ。








あ「今日は和食なんですね。」

光「最近 面倒でﾊﾟﾝで済ませること多かったからね。」







.


.

1342→←1340

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す