9人のドS〇〇達…【28】

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あ「" っ…。 "」

高「" なに、どうした? "」

あ「" …彼氏のｽﾏﾎ見たら、沢山の女の子とﾃﾞｰﾄしてたの。…私、浮気されてるの。 "」









高「" 男は大体浮気すんだよ、若いうちはな。色んな子に目移りしちゃうもんだ。 "」

あ「" もう私…どうしたら良いか分からない。 "」

高「" ＿＿＿俺なら、お前だけを愛せる。俺がいるよ。 "」








高木君の手が私の頭を撫で、そのまま後頭部へと手が回る。

囁くような呟きで、最後のｾﾘﾌを言い終えた高木君。








「やばい、待ってやばい!」
「雄也君に一生愛されてみたい…(泣)」

割れるような悲鳴が響き、凄い会話が聞こえてきた。








ずっと考えたこと無かったけど、高木君の声って色気があり過ぎる。




不覚にも、背筋がｿﾞｸｯと震えてしまった。








あ「っちょ…!」

高「ﾁｯ。」

あ「つっ、次!」








何を狙ってたのかは考えなくても分かる事。

される寸前に手で押さえ、次と大声で叫んだ。









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涼「" どした? 元気ないけど何かあったか? "」








普段の涼介君からは滅多に聞けない優しい声…。








あ「" なんでもない。 "」

涼「" なんでもない? Aー、どしたぁ? "」

あ「っ…。」









何その声、何その表情、何その言い方。

奥に見える大ちゃん達は凄い笑ってるけど
私や観覧の女の子達には、とんでもなく刺さった。








あ「" な…んでもないってば。"」

涼「" ＿＿何でもない訳ないだろ。いつもは元気なくせに、元気ない時はそんな風に落ち込むだろ。 "」

あ「" そんな事…。 "」








急に、真剣な声と表情になったと思えば








涼「" どしたの、何? 俺が何かした? 何かあったなら教えてよ。 "」








また急に優しくなる。








あ「" 彼氏の…ｽﾏﾎ見たら。 "」

涼「" うん。 "」

あ「" 女の子とﾃﾞｰﾄとかした写真が、いっぱいあって…。 "」

涼「" あー…。 "」








あ「" 浮気されてるの。…もう、私…どうしたら良いか分からないっ…。"」

涼「" 俺だったらお前のこと泣かしたりしないけどなぁ…。 "」








ｾﾘﾌを言い終え、私の両頬を包むように手を添える。








涼「" ＿＿俺んとこおいで? "」








今回最大の叫び声が響いたと思います。

ｷﾞｭｯと抱き締められて、抱き締め返さなきゃいけないのに…固まってしまって、何も出来なくなった。






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