9人のドS〇〇達…【28】

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「みんなー!!」

「ｲｹﾒﾝを見たいかー!!」

「「「いぇぇぇーーーいっっ!!」」」








涼「やべぇ奴らばっかだな。」

知「やっぱ女子ばっかだね。」

あ「昨日より人多い…。」








確実に昨日より観客が多い。
しかも女の子ばかり。

涼介君達が出るって情報だけで、こんなに集まったんだ。








「今回のﾐｽﾀｰｺﾝ候補の皆さんには、お題に沿ったｷｭﾝｾﾞﾘﾌを言ってもらいます!」

「お相手は今年のﾐｽｺﾝ一条 Aさん!」

「ですが観客の皆様は、彼らに口説かれてる気分でご覧下さい!」








「皆様の歓声のdBの大きさで、今年のﾐｽﾀｰｺﾝが決まります!」

「今回ｴﾝﾄﾘｰしたのは、こちらの9人です!!」








ばんっ、とｽﾃｰｼﾞの少し大きめなｽｸﾘｰﾝに映し出されたのは








中「…何この写真。」

涼「完全に盗撮じゃねぇか。」








9人の皆の写真…なんだけど

授業中だったり、お昼の時だったり…撮らせてって言って撮ったものではない写真だった。








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「それでは先にﾐｽｺﾝの一条さんをお呼びしましょう。」

あ「えっ。」

「一条さーん!」








ｽﾃｰｼﾞ上の司会者達に手招きをされる。

そこら辺の段取りも言っといてよ…。








ため息をついてから、司会者達の人の元へ向かった。








「今から9人の男性に口説かれますが、どうですか?」

あ「…別に。」

「あは、、仲の良い方達ですもんね〜。」








素っ気ない私の態度に、少し焦りを見せてる司会者達だけど








「それでは、まずは岡本 圭人さんからです! お願いしまーす!」








立て直して進行を進めた。

圭人君…皆の中では恥ずかしがり屋な方だけど、大丈夫かな。








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あ「…あ。" まだかな…ｸﾘｽﾏｽだって言うのに "」








袖にいる圭人君が、喋ってってｼﾞｪｽﾁｬｰを出してきた。

慌ててｾﾘﾌを言ったけれど、やばいほど棒読みだった気がする。




袖から演技をしながら走ってきた圭人君。
圭人君が見えるなり、黄色い歓声が聞こえた。








圭「" はぁっ…I'm sorry. "」

あ「" 遅い…! "」

圭「" Sorry…あっ、ごめん、また英語出ちゃった。"」







あ「" ふざけてるの? あぁもうｲﾗｲﾗする…どんな理由であれ、ｸﾘｽﾏｽに遅刻するなんて最低よ! "」







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