9人のドS〇〇達…【28】

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大「Aほんとに良いの?」

あ「え?」








大ちゃんがｽｰｯと私の横に来て、ｺｿｺｿと話しかけてきた。








大「＿＿山田。」

涼「ん?」

大「＿＿＿。」








今度は涼介君に話し掛けた大ちゃん。

聞き終えた涼介君が、少し考え込んでから私を見た。









あ「…?」

慧「私 涼介君と2人きりになりたいんですっ!」

あ「何してるんですか…。」

慧「って、言いたかったんでしょ?」

あ「ぅえっ!」








私の後ろから、裏声でふざけ始めた慧君。

だけど、その瞬間に私が思っていた事をｽﾞﾊﾞｯと言い放った。









光「人って驚き過ぎると変な声出んだなぁ(笑)」

薮「図星って事がﾊﾞﾚﾊﾞﾚだしな(笑)」









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大「で、どうなの?」

中「やまと2人になりたいの?」

あ「で、でも…。」








知「僕らの事は気にしなくても良いんだよ。」

薮「うん、本心を言ってみ。」








1番気に食わないと思ってそうな侑李までも。








あ「…、たいです。」

光「ん?」

あ「っ…涼介君と、2人で回りたいです…。」








薮「うん、よく言った。」

光「行ってらっしゃーい。」

あ「わっ!」








光君に後ろから背中を押され、勢い良く涼介君の腕の中に。

一度ｷﾞｭｯと抱き締められたら、片手を取られて恋人繋ぎ。








涼「んじゃ、今から別行動って事で。」

中「真っ直ぐお家に帰って来るんだよ〜。」

薮「お前はおかんか(笑)」








という事で、皆と分かれて
今から涼介君と2人での行動となりました。








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あ「何か食べますか?」

涼「んー、甘いもん食いたい。」








出店を軽く見て、甘い食べ物を探す。








あ「あ、ﾌﾙｰﾂ飴とか。」

涼「どれ食いたい?」








色んな種類のﾌﾙｰﾂ飴が並ぶお店。

りんご、ぶどう、苺、みかん。







あ「涼介君 苺ですもんね。」

涼「…まぁ。」

あ「私 ぶどうで。」








別々のを頼んで、他のお店を見ながら食べ歩き。








涼「1個ちょーだい。」

あ「どうぞ。」

涼「あ。」








持つのかと思ったら、口を開けてきたから
そのまま あーんしてあげる。

…良く見たら、周りの人達にめっちゃ見られてる。








涼「食う?」

あ「…いや、人前なんで良いです。」

涼「何を今更 恥ずかしがってんの(笑)」







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