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涼「おはよ。」
あ「おはようございます…。」
あの涼介君の悲しそうな顔を見た昨夜
自分で聞いといて、なんて返せばいいのか分からずにいたら
涼介君は「もう寝るか」って、反対方向を向いてしまった。
その背中を抱き締めることも出来ず、申し訳ない気持ちで見つめたまま
いつの間にか私も眠りについて、気付けば朝を迎えていた。
涼「なんか飲むか?」
爽やかな笑顔で挨拶をくれて、部屋に備え付けてあった冷蔵庫を開ける涼介君。
まるで昨夜の事を全て忘れてるように、何事もなかったかのように振る舞った。
私のことを思って忘れてるのか…
それとも、どうでも良いと捉えて忘れてるのか。
どちらにせよ、もうあんな質問はしちゃいけないと
あんな事を聞いてはいけないと思った。
.
.
.
.
.
冷蔵庫の中を物色してる涼介君に近付いて
涼「!…なに?」
涼介君の服の裾を軽く掴んだ。
それに気付いた涼介君は、少し驚いて
顔だけをこっちに向けて笑ってくれた。
優しい声と、優しい表情に安心する。
涼「水? お茶?」
私に構わず物色を続け、ﾍﾟｯﾄﾎﾞﾄﾙを見せてくる。
あ「…いりません。」
涼「ん? じゃあｼﾞｭｰｽ?」
あ「…今は…涼介君が＿＿」
.
.
.
.
.
ｺﾞﾝｺﾞﾝｺﾞﾝｯ＿＿＿!
あ「っきゃ＿＿＿!」
私の言葉を遮るように、ﾍﾞﾗﾝﾀﾞの窓が叩かれる音が響いた。
涼介君は瞬時に私を背中に隠し
涼「…朝から騒がしいな、お前らは。」
あ「…あ。」
ため息混じりの言葉が聞こえた。
涼介君の背中から顔を出してみると、案の定
侑李、裕翔君、慧君の3人が立ってました。
ｶﾞﾗｯ＿＿
涼「窓壊したら弁償だぞ。」
知「大丈夫だよ、手加減してるから。」
涼「手加減の音じゃなかったけど。」
.
.
.
慧「おはよ、A♡」
あ「おはようございます…(笑)」
涼介君と侑李が話をしてるのを他所に
慧君は私に、挨拶と頬にｷｽをしてきていた。
涼「なにしてんだ毒ｷﾉｺ。」
慧「痛い痛いっっ＿ﾊｹﾞるって!!」
懲りないなぁ…(笑)
涼「そーいや、さっき何て言いかけた?」
あ「えっ、あー…なんでもないです。」
.
.
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獣と薔薇 - TwitterのDMてお世話になってます！更新頑張ってください！ (2020年3月6日 13時) (
レス) id: b099531090 (このIDを非表示/違反報告)
涼凜 - 占ツク卒業だけはやめてくださいね!くるすけさんの作品が大好きなのでこれからも続けてほしいです！応援しています！頑張ってください！ (2020年2月28日 20時) (レス) id: 7f29f38d32 (このIDを非表示/違反報告)
きゃりぴょん(プロフ) - ストーリーがすごく面白くていつも楽しんで読んでます！！次の展開もすごくたのしみにしてます！ (2020年2月18日 21時) (レス) id: f11248ff85 (このIDを非表示/違反報告)
山田 叶空 toa.Y(プロフ) - 学生の頃から唯一見続けている作品です！ストーリーがとっても面白くて大好きな作品です！いつかは終わりが来てしまう...っていうことは分かっているのですが終わって欲しくないです笑今後の展開も楽しみにしています！ (2020年2月18日 19時) (レス) id: d0b05f1675 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - ちーちゃんさん» 作者自身もこんなに長いのに毎回 赤星を頂けることに嬉しく思います…(´；ω；｀ (2020年2月18日 17時) (レス) id: 118209df58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：♪くるすけ♪
| 作成日時：2019年6月3日 9時
