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ﾄﾝﾄﾝ＿＿
あ「失礼しまーす。こちら生ﾋﾞｰﾙと枝豆です。」
「あっ、Aちゃんだー♡」
あ「…どうも。」
たぶん常連さん?
絡んでくる人は基本的に軽く流してるから、相手は覚えてても私は覚えてない。
話しかける程度ならいいけど、確かこの人は体を触ってくる人。早めに逃げよう。
ｷﾞｭｯ
あ「っ…あの。」
「Aちゃんって彼氏いるのー?」
あ「すみません、ﾊﾞｲﾄ中ですので…。」
「お客の相手すんのもﾊﾞｲﾄでしょ?」
「お酌するか話し相手してよ〜。」
なんでそうなる、酔っ払いは頭もおかしくなるのかな。
冷たくしたくても、お客さんだから出来ないのが辛いところ。
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あ「あの＿＿」
大「店員さん、ﾄｲﾚってどこ?」
あ「っ、あ…ご案内…します。」
突然後ろから声がした。
わざとの呼び出しなのか、それとも絡まれてたのを助けてくれたのか。
なんにせよ、これ以上ここに居なくて済むならいい。
頭を下げて、ﾄｲﾚを案内するために席を立った。
あ「こちらです。」
大「ん、どーも。」
あ「…助けてくれてありがとうございました。」
大「たまたま見かけたからね。」
お礼を伝えると、大ちゃんは笑ってくれた。
正直大ちゃんで良かった…涼介君だったら
ﾄﾝ＿＿ｶﾞﾁｬ
あ「っえ＿＿＿んっ…!?」
.
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後ろから背中を軽く押された。
足がもつれ、慌てて立ち直そうとして反対に出した足が1歩前に行く。
その1歩は男女兼用ﾄｲﾚへと入ってしまって
それと同時に、誰かが入ってきた。
視線をその人に向ける間もなく腕を引っぱられ、ﾄﾞｱが閉められて鍵も締められる。
ものの数秒しかなかった。
口を手で塞がれて、目の前と言う至近距離に人がいる。抵抗すら出来ない。
その理由は
涼「…。」
あ「っ…。」
相手が涼介君だったから。
.
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離してと喋る代わりに、涼介君の腕に触れて強く押す。
だけど力が強くて、なかなか離してくれない。
…ﾊﾞｲﾄ中、なんだけど。
涼「…男にまみれてのﾊﾞｲﾄは楽しいですか?」
…笑顔で優しい声だけど、完全に怒ってますね。
.
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山田にーな - すっごく面白くて最初から2回も読みました！ (2020年2月20日 10時) (
レス) id: 0387c71093 (このIDを非表示/違反報告)
�睫撻薀� - 更新まってますぅ！がんばってください (2019年6月15日 18時) (レス) id: b099531090 (このIDを非表示/違反報告)
いのありちね - いつも、読まさせて頂いています。更新してくれるのを、待っています！これからも、頑張ってください。 (2019年6月15日 11時) (レス) id: d9cc8926c2 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - はやくだしてー(^^) (2019年6月13日 22時) (レス) id: 578ed0c715 (このIDを非表示/違反報告)
taeko(プロフ) - いつも読ませて頂きありがとうございます。パスワード教えてください (2019年6月11日 21時) (レス) id: fae9b1e4f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：♪くるすけ♪
| 作成日時：2018年12月4日 20時
