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あ「…こんやく?」
祖母「きっとこの先現れないぐらい良い人よ?」
あ「婚約…って、ちょっと待って下さい!」
祖母「A、女が幸せになるには結婚が1番なのよ。」
それは良く言うけど…
あ「私には…涼介君が…。」
祖母「…彼には将来性はあるの?」
そんな心配そうな表情をしないで
涼介君に将来性とか、そんなの聞かないで
そもそも人間でもない、vampireだし
裏の世界では殿下って立場だって、言っても無駄。
そもそも言えない。
そんな事言ったら…どうなるかなんて考えたくない。
あ「将来性…とか、関係ないです。」
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祖母「関係あるわ。…大事な孫には幸せになって欲しいの。
…私の息子が、貴女の人生を無駄にしかけた。
女の一生の中での1番の幸せは" 結婚 "なの。」
私の両手を握り締め、説得するように語りかけてくる。
だけど、全く響かない。
結局は次期社長の人と結婚して、産まれた子供を社長に育てるって計画でしょ?
頭の中に浮かんだのは、右京だった。
あの人と同じような考えを持ってる、おばあ様は。
あ「幸せかどうかは私が決めますっ…!」
祖母「Aっ!!」
あ「っ…おばあ様は何も分かってない!
結婚は確かに幸せだけど…好きな人とじゃなきゃ幸せになんてなれません!!」
私の名を強く呼ぶ声が、後ろから聞こえてくる。
だけど振り返ろうなんて一度も思わなかった。
走りにくいﾋｰﾙで必死に走って、 SPの人達からも逃げ切った。
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あ「…ﾊﾞｯｸﾞ置いてきちゃった。ｽﾏﾎ入ってたのに…。」
階は高いけど一瞬で着くｴﾚﾍﾞｰﾀｰに乗り、1階のｴﾝﾄﾗﾝｽに来た。
我に返り、ﾊﾞｯｸﾞを忘れたことに気付いたけど
あ「…取りに戻る勇気ないなぁ…。」
置かれたふかふかのｿﾌｧｰに腰をかけ、1人でﾌﾞﾂﾌﾞﾂと呟いていると
吉沢「Aさん。」
あ「…あ、それ。」
吉沢「困ってると思いまして。」
名前を呼ばれ、顔を上げると
私のﾊﾞｯｸﾞを手にした吉沢さんがいた。
あんな滅茶苦茶な事をしたのに、優しく微笑みかけてきた。
吉沢「…Aさん、僕のことは嫌いですか?」
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山田にーな - すっごく面白くて最初から2回も読みました！ (2020年2月20日 10時) (
レス) id: 0387c71093 (このIDを非表示/違反報告)
�睫撻薀� - 更新まってますぅ！がんばってください (2019年6月15日 18時) (レス) id: b099531090 (このIDを非表示/違反報告)
いのありちね - いつも、読まさせて頂いています。更新してくれるのを、待っています！これからも、頑張ってください。 (2019年6月15日 11時) (レス) id: d9cc8926c2 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - はやくだしてー(^^) (2019年6月13日 22時) (レス) id: 578ed0c715 (このIDを非表示/違反報告)
taeko(プロフ) - いつも読ませて頂きありがとうございます。パスワード教えてください (2019年6月11日 21時) (レス) id: fae9b1e4f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：♪くるすけ♪
| 作成日時：2018年12月4日 20時
