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両耳にピアス
明るい髪色で、ワックス付けまくり
服装もチャラ目
どう見ても…椿ちゃんみたいな子には、相応しくなさそうな相手だった。
あ「っ美姫ちゃん…聞いたことありますか?」
美姫「ないよ…初知り…。」
左隣の美姫ちゃんと、コソコソと話す。
私の右隣にいた椿ちゃんは…顔を下に向けて、元彼さんとは目を合わせようともしなかった。
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「めっちゃ久しぶりじゃん。中学以来か?」
椿「……。」
「…相変わらず冷てぇな。ほんと可愛げねぇ。」
何も話そうとしない、目を合わせない椿ちゃんを
元彼さんは冷たい目で睨み付けた。
ポケットに手を突っ込んだまま、淡々と話し始める。
そんな椿ちゃんに向けてた視線を、私達に向け
わかりやすいほど、猫なで声になった。
「うっわ、可愛いっ♡」
美姫「…そりゃ、どうも。」
「君達 椿の友達?
めっちゃレベル高いじゃん♡」
私には…どうしても好きになれない。
人の見た目で態度を変える人ほど信用できないから。
とにかく無理、だった。
椿「A、美姫…行こう。」
あ「え…。」
まだアイスコーヒーが半分以上残っているのに
ガタンと立ち上がった椿ちゃんは、バッグを掴んで歩き出す。
けど、元彼さんの言葉で、足を止めた。
「そんなんだからつまんねぇ女だって言われんだよ。」
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美姫「…どうゆうこと?」
「あ?…あー、あいつ話してねぇのか。」
元彼さんは、ポケットから手を出さずに、椿ちゃんとの関係を話し始めた。
付き合い始めたのは中学3年の6月。
そこから、しばらくは順調だった。
だけど…その恋はその年の10月に終わりを告げた。
原因は…椿ちゃんが悪い
わけがなかった。
「こいつ堅すぎてさー、ヤらせてくんねぇの。
キスだって数えれるぐらいだし、デート行ってもつまんねぇし。可愛げがねぇからさ。」
"振っちゃった"、と笑いながら、男はそう言った。
椿ちゃんの気持ちも考えずに、ヘラヘラと笑いながら…そう言ったんだ。
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伊野尾駿氷 0509 622 - 最近来てなかった…それでも覚えてる…? (2017年7月16日 17時) (レス) id: a8ea1a6af0 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾駿氷 0509 622 - くるすけーごめんね! (2017年7月16日 17時) (レス) id: a8ea1a6af0 (このIDを非表示/違反報告)
山田みなみ(プロフ) - ずっと待ってました!めっちゃ楽しみです! (2017年7月7日 12時) (レス) id: b254f916c5 (このIDを非表示/違反報告)
ちみみみみ - ♪くるすけ♪さん» 楽しみに待ってます! (2017年7月7日 5時) (レス) id: 8cd35d16b3 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - ちみみみみさん» もうしばらくお待ち下さい!! (2017年7月5日 21時) (レス) id: 118209df58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2017年5月21日 19時