9人のドS〇〇達…【20】 (ページ49)

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涼介side

千尋「Aちゃんに言って都合の悪いことでもあった?」

涼「っ…別にねぇけど…。」

…いや、大ｱﾘだわ。

どうすんだよ…俺自体そんな約束忘れてたし、

Aと再会した時だって、そんな約束既に頭から抜けてたわ。

なんで俺に許可なく会って

許可なくいろんなことﾍﾞﾗﾍﾞﾗ喋んだよ…。

千尋「まー、でも…Aちゃん何ともなさそうな顔してたけど?

全然気にしてなさそうな顔してたし。」

Aだったら平気そうな顔するわな。

なんでもかんでも溜め込む性格だから…、溜まりに溜まっていつか爆発するﾀｲﾌﾟだから、

余計に危ないし怖いんだよ。

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千尋「寝る前にちゃんとお風呂入りなさいよ～。

顔にｲﾝｸ付いてるし、少し汗のにおいするから。」

涼「…へいへい。」

千尋「じゃあ、おやすみ～。」

嵐のようにやってきて、簡単に去っていくな。

いろいろと問題発言落としていきやがって…。

どーしよ、Aに連絡して部屋に来てもらうか…?

どうせ明日午後からだし…。

涼「…風呂入ってからにしよ。」

自分では気付かないけど、そんな汗のにおいするか?

なんにせよ、顔にｲﾝｸ付けたまま見せるわけにはいかねぇな。

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ｶﾞﾁｬ…

涼「…A、起きてるかな。」

ｲﾝｸがなかなか落ちなくて苦戦した。

お風呂から出て見れば、短い針は既に12を回ってて
いつものAだったら寝てる時間だし。

…迷ってる時間がもったいねぇな。

連絡先からAを探して、電話をかけた。

涼「…。」

1ｺｰﾙ…

2ｺｰﾙ…

3ｺｰﾙ…

4ｺｰﾙ…

出ねぇか…、やっぱり寝てるかな…。

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ｶﾞ＿ﾁｬ

あ《…も＿もし…。》

涼「!…A?」

あ《＿は＿い。》

若干電波が悪いのか、所々ﾉｲｽﾞみたいなのが走る。

早めに電話終わらせねぇと、言葉すら聞こえなくなりそうなくらいだな。

涼「…その、さ。」

あ《は＿ぃ…?》

…なにから話せばいいんだろ。

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