9人のドS〇〇達…【20】 (ページ47)

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涼介side

「殿下!!こちらの資料も目を通して頂けますか!!」

涼「分かった!そこに置いておけ!」

「殿下!!隣国からの同盟用紙が届きましたが…!」

涼「明日の朝に陛下と話すから、同じように置いておけ!!」

だーーーっっ!!!

忙しすぎるだろ!!なんなんだよ、この仕事の量は!!

てか俺の身の回りにつくはずの薮君と光君、どこいったんだよ!!

手伝うとか言っといて、結局俺1人じゃねぇか!!

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「それでは、殿下。ごゆっくりお休み下さいませ…。」

ﾊﾟﾀﾝ…

涼「……疲れた…。」

大量に終わらせた仕事と、明日の分の仕事が山積みになった机から離れ、

真っ先にﾍﾞｯﾄﾞに向かった。

吸い込まれるようにﾎﾞﾌﾝｯと寝転がって、明日の仕事をする順番を考え込む。

涼「明日は…午後からか…。良かった…それまで寝てよ…。」

ｺﾝｺﾝ＿ｶﾞﾁｬ!

千尋「涼介ー。」

涼「……。姉ちゃん、返事してから入ってくんねぇか?」

ﾓｿﾓｿと起き上がって、ﾋｰﾙを鳴らしながら歩いてくる姉ちゃんに顔を向けた。

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涼「なに? 俺早く寝てぇんだけど。」

千尋「Aちゃんに会いに行ってきたの♡」

涼「はぁっ!!?あれほど会うなって…!!」

千尋「可愛かった♡ほんとに涼介のこと好きみたいね～♡」

勝手に人の椅子に座るなよ、

しかも机に並べてる本をどかすな、

てかｲﾝｸ瓶倒すなよ…?

千尋「良かった…。涼介が約束守って、Aちゃんみたいないい子を連れてきてくれて…。」

涼「…なんの話?」

千尋「え? 涼介が1回死んで生き返った時に約束したじゃない。

人間界に行かせる代わりに、涼介を死なせるまでいくような女の子とは付き合うなって。」

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ちょっ…と、待ってくれ、そんな約束したか?

いや、姉ちゃん記憶力いいし…自分でした約束なら覚えてるからな。

いや、んなことより…

涼「その約束…Aに話したりしてない…よな?」

千尋「え、しちゃいけなかった?」

まじかよ…。

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