9人のドS〇〇達…【20】 (ページ28)

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あ「っ…どうすればいいの…。」

解決策が見つからない、

泣くしか出来ない、

きっと…最終的な結果は、涼介君と別れるという事

だけど…それは一番嫌な答え。

こんなに愛してくれて、

こんなに愛することを知れたのに、

全てを捨てなきゃ…、忘れなきゃいけないの?

あ「やだよぉ…っ、…やだ…ｯ。」

ｺﾂ＿＿

涼「…A?」

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あ「っ涼介君…!?」

涼「…お前、泣いてんのか?」

知「話はもう終わったの…?」

暗闇の廊下に、端に付いたﾗﾝﾌﾟの小さな明かりが
少しずつ人の形を見せ始めた。

集団の影は、1人1人の顔がはっきりと見えてきて。

それぐらいの距離まで近付いてきて、見えてきたのは
さっきと同じ、綺麗な身だしなみをした涼介君を先頭に、侑李達も見えてきた。

涙でぼんやりとなる視界

薄暗い明かりで、涼介君の表情は少しだけ分かりにくかったけど、
声のﾄｰﾝで心配してると分かった。

涼「…親父になにか言われたのか。」

あ「っ…。」

座り込む私の前にしゃがみ込むと、怒りの表情を見せながら、頭をｸﾞｼｬｸﾞｼｬと掻く。

私は慌てて、ﾄﾞﾚｽの袖で顔と目を拭いた。

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中「そんな泣いて…なに言われたの?」

あ「っ…なん、でもないです…。」

涼「なんでもないことねぇだろ。…んな顔してるくせに。」

私の頬に、目元に指を擦らせるように擦り付けて。

涼介君は悔しそうに目を細めた。

あ「…っ平気です…から。」

涼「…あのｸｿ親父…。」

薮「A…とりあえず何があったか教えれる?」

どうしてそんなに優しく聞くの…、

何でもないって言ってるのに…どうして聞くの、

あんなこと言われたなんて言えるはずがない、

言ったら…陛下にどう思われるんだろう…

光「A…?」

圭「大丈夫…じゃないか…。」

あ「っ…大丈夫ですってば!!」

大「あっ!!Aっ…!!」

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どうして…どうして、こうなるんだろ…

私はただ…ただ、涼介君の事が好きなだけなのに

涼介君のお父さんと仲良くなりたかっただけなのに…。

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