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部屋に黒猫が入ってきたのはビックリした。
けど、その後に聞こえた陛下の言葉によりビックリして
恐る恐る、その部屋から顔と体を出した。
だだっ広い部屋の、真ん中に涼介君達がいて
その真正面にある大きな椅子に、国王陛下が座っていた。
凄い…オーラが。
この人が…この国の…。
涼介君の…お父さん。
涼「っ…A、なんでここに…。」
あ「え、っと…。」
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陛下「私が呼び出したんだ。」
涼「っ…。」
陛下「待たせてすまなかったね。」
あ「い、いえ…っ。」
私に送られる視線は、かなり冷たく感じた。
涼介君達から送られる焦りの視線と、国王陛下から送られる冷たい視線が混ざり合う。
これから何を話されるんだろう、そう思うと
背中に感じる汗が、嫌なほど冷たく感じる。
陛下「涼介。君達は下がってもいい。」
涼「…。」
薮「…はい。」
陛下「Aさん、こちらへ。」
陛下の言葉に、黒猫は私のドレスの裾を咥えて引っ張る。
引っ張る力は それほど強くはないのに、私の足は陛下の元へ動き出した。
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陛下「シャム。」
_ニャー…
国王陛下の座る椅子は、少し見上げるほどの高さにある。
シャムとは名前なのか、呼ばれた黒猫は階段を器用に登り、国王陛下の手の上に。
陛下「涼介。下がりなさい。」
涼「っ…。」
光「おい…行くぞ。」
ちょっと後ろを見ると、涼介君の腕を掴んで連れて行こうとする光君の姿が見える。
だけど、その視線をすぐ陛下の方に向けた。
陛下「Aさん、こちらへ。」
あ「…はい。」
長い裾を手で持ち上げて、カツン、とヒールの音を鳴らしながら階段に足を乗せる。
一段一段 踏み外さないように足を進めていた時だった。
後ろから伸びてきた手に、体を引っ張られたのは。
あ「きゃっっ…!!」
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あ「っ…(汗)」
私の体を引き寄せたのは、もちろん涼介君なわけで。
私の体を抱き抱えたままの涼介君だけど、完全に体重乗せちゃってるよね?
これ涼介君退いたら、私 階段から落ちちゃうよね…?(汗)
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伊野尾駿氷 0509 622 - 最近来てなかった…それでも覚えてる…? (2017年7月16日 17時) (レス) id: a8ea1a6af0 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾駿氷 0509 622 - くるすけーごめんね! (2017年7月16日 17時) (レス) id: a8ea1a6af0 (このIDを非表示/違反報告)
山田みなみ(プロフ) - ずっと待ってました!めっちゃ楽しみです! (2017年7月7日 12時) (レス) id: b254f916c5 (このIDを非表示/違反報告)
ちみみみみ - ♪くるすけ♪さん» 楽しみに待ってます! (2017年7月7日 5時) (レス) id: 8cd35d16b3 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - ちみみみみさん» もうしばらくお待ち下さい!! (2017年7月5日 21時) (レス) id: 118209df58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2017年5月21日 19時