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ザッ…ザッ…








大「山田ぁー、あとどれくらいー?」

涼「…あと10分くらいだな。」

大「うえぇー、つらー。」









さっきから景色の変わらない森の中。

緑の木々と草、上を見ても木で覆い尽くされてる。









光「A、大丈夫か?」

あ「あ…大丈夫です。」









さっきから私を気にしてくれる光君。

他の皆も気にかけてくれるけど、光君は特に。









少し歩くだけでチラッと私を見て、また歩き出す。









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薮「少し休憩するか…荷物重い。」

涼「そうだな…迎えも呼んだから、少し歩けば会えるだろうし。」









少しだけ休憩をすることになり、近くの大きな石に座ったり、草の上に座ったり。

薮君達は荷物持ったりして大変だからね…。




だけど私はそれほど疲れてなかったから、周りにある草とか植物を見てた。









あ「すご…見たことない植物ばかり。」









花も咲いてて、色味的にも形状的にも見たことがないものばかりだった。

見た目として気持ち悪いものもあるけど、凄く目を引くような綺麗な花もあった。









そんな中で私が一番、食いついたのは…









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あ「きれ、い…。」









人間界で言うと、薔薇のようなもの。









まるで鮮血のように、真っ赤な花びら

人間界では小さなギザギザがある葉っぱが、この世界では丸みを帯びてる

だけどその代わりに、茎は(つる)のように伸び、棘が細く長く尖っていた。









フワッと鼻をくすぐる甘い香りに誘われ、その花に触れようと手を伸ばす。









知「そうだ、A_____…ッ触るなっっ…!!!」

あ「え…___?」









チョン、と触れた指先。

侑李の願いは虚しく、私はその花に指先を触れさせてしまった。









ビュルルッ___!!









あ「きゃあっ!!?」

涼「この馬鹿っ…!!」









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あ「やっ、いったぃ…!!」

知「Aっ!!」









長い(つる)は、私の服の中にまで侵入し

首、腕、脚、背中、胸、腰

全身を張り巡らすように、巻き付いてきた。








そして、細く尖っていた棘が、容赦なく肌に突き刺さった。







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伊野尾駿氷 0509 622 - 最近来てなかった…それでも覚えてる…? (2017年7月16日 17時) (レス) id: a8ea1a6af0 (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾駿氷 0509 622 - くるすけーごめんね! (2017年7月16日 17時) (レス) id: a8ea1a6af0 (このIDを非表示/違反報告)
山田みなみ(プロフ) - ずっと待ってました!めっちゃ楽しみです! (2017年7月7日 12時) (レス) id: b254f916c5 (このIDを非表示/違反報告)
ちみみみみ - ♪くるすけ♪さん» 楽しみに待ってます! (2017年7月7日 5時) (レス) id: 8cd35d16b3 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - ちみみみみさん» もうしばらくお待ち下さい!! (2017年7月5日 21時) (レス) id: 118209df58 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2017年5月21日 19時

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