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あ「…う、っ…。」









なんだか、深い眠りから覚めたような体のだるさ。

重たくて少しだけ胸焼けのような、気持ち悪さが襲ってくる。






両腕をついて起き上がると、古びたベッドのような音が大きく響いた。








ギィッ!!









あ「っへ…!?」









あまりの音の大きさにビックリした…けど

そんなことよりも









あ「ここ、どこ…。」









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狭いし…暗いし…なんか少し汚い。

窓から見える外は、今まで見たことないような景色。
出たら危険そうな場所だった。








ま…どう考えても男の部屋だよね。

でも涼介君達の部屋ではない。









あ「!!…あの黄色の服…。」









ベッドから降りて、少し部屋の中を歩くと
洗濯物として干されていた黄色の服


…と、あれは…レインコート?









なんか、少し黒ずんでない?









ガチャ__









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あ「っ…!!?」

蝉「なんだ。起きてたのかよ。」

あ「あなた…っ。」








黒のタンクトップ姿で、右手に袋を持った男。

半透明な袋の中には黄色の服が入っていた。








蝉「腹減ってるか?」

あ「……。」








袋をテーブルに置き、反応しない私を見た。

目は、冷たくて鋭くて…感情なんて一欠片もない。








蝉「耳聞こえてんのか?」

あ「…私をどうするつもり。」









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蝉「…さぁな。」

あ「は…?…意味分かんないっ!!

用がないなら帰して!!」








再びギロッと睨まれて、涼介君とは違う瞳の鋭さに
体がビクついて思わず後ろに下がる。

と、男が近寄ってきて








バンッ!!!








あ「ひっ…っ!!」









薄そうな壁に、私を挟み込むようにして両腕を強く叩きつけた。

きっと、この男は壁ドンなんて言葉を知らない。
こんなキュンとしない、怖いだけの壁ドンなんて受けたこともない。









あ「っ、な…っ!!」

蝉「……。」









男は瞬きもせずに私を見つめながら、ゆっくりと右手を近付けてくる。

スル、っと右手を触れるか触れないかの距離で、頬に伸ばしてきた。









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あ「なんっ…。」

蝉「やっぱり…消える。」

あ「は…?」







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ノン - 蝉、さいこ〜!!別れの時とかマジで感動しますわ( ;∀;)やばいです! (2018年3月21日 23時) (レス) id: 6cb2e50d9f (このIDを非表示/違反報告)
音榮(プロフ) - ページ3に性/・行・為の描写があります。フラグを立てた方がよろしいかと。 (2018年1月31日 22時) (レス) id: b73e50a267 (このIDを非表示/違反報告)
kou - すみません、間違えました。 (2017年10月23日 13時) (レス) id: 6fef2e555d (このIDを非表示/違反報告)
kou - ツイッターってやってますか? (2017年10月23日 13時) (レス) id: 6fef2e555d (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - あ、そのまんまだったんですね!!ありがとうございます! (2017年6月4日 21時) (レス) id: 26cab9163e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2017年4月4日 21時

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