9人のドS○○達…【7】

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涼介side







なんでか分からんけど、伊野ちゃんが俺に対して対抗心を燃やしてる。

ぐったりとｿﾌｧｰや床にもたれ掛かってる知念達。








だから焦るなって言ったんだよ。

Aだって2回目なんだから、締まるの当然だろ。







伊野ちゃんが準備をしようと、ｶﾁｬｶﾁｬとﾍﾞﾙﾄを外し始めてると








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ｶﾞﾁｬ






薮「おっ…前ら、何やって…!」









あら。見つかっちゃった。


ﾀｲﾐﾝｸﾞ良く入ってきた薮君が、ﾘﾋﾞﾝｸﾞにある光景を見て、目を丸くした。









涼「ﾚﾎﾟｰﾄ終わったの?」



薮「終わった…＿＿じゃなくて!

何やってるんだって聞いてるんだよ!!」






慧「見て分かんない?」








絶対分かるだろ。

薮君だって大学生なんだし、高校生で保健体育は学んでたでしょ?








男と女が裸で くっついてるんだから。

する事は1つだけ。








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中「はぁ……薮君…どうしたの?」

薮「俺は喉が渇いたから…水を飲みに来たんだけど…。」








いつもはっきりとした言葉で喋ってる薮君なのに、ずいぶん抜けた声で話す。




少し崩れた髪の毛と、ゆったりとしたTｼｬﾂを見る限り

かなりﾚﾎﾟｰﾄを書くのに疲れたんだろうな。









慧「じゃあ水飲みなよ。


あ。Aー、起きてるー?」


あ「っ…ぅ…/」






薮君はどうでもいいのか、伊野ちゃんがAの頬をﾍﾟﾁﾍﾟﾁと叩いた。

そろそろ気絶しそうなんじゃね…?








意識朦朧としてるみたいだし、伊野ちゃんが最後まで出来るかどうかだな。








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薮「…ってか、おい!!


お前らvampireになってるし!!」







大「え?vampireになってる?」

薮「鏡見てみろ!!」








涼「………。」







全然気付かなかったわ。

良く見たら確かに、皆の鋭い牙が口から見えてる。







あ、説明しとこう。



俺達vampireは、vampireの姿になってる時だけ

人間の姿よりも性 欲が強くなるんですよ。









知「……誰に説明してんの?」

涼「ん?読者様に。」








知「……あっそ。」







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