元カノと電話できました【mfmf】 (ページ7)

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前の私ならやんわりと断っていた

けど、相川真冬だけは違った

告白をされた瞬間に心の奥と顔が焼けるくらい熱くなった

初めての感覚で私は何をすれば良いのか分からなくなり

『もちのろ〜ん！陽キャになろうぜ、相棒！！！』

と訳のわからな返事をしてしまった

相川真冬は当然、目をパチクリさせてから嬉しそうに微笑んだ

この笑顔を見て私は恋に落ちた

そして、この人を一生大切にしようと思った

でも、何でこんな事しちゃったんだろう

ま『Aは自分を殺そうと思って、外に出たんでしょ？』

相川真冬に気づかれていたのは驚いた

一生バレないで生まれ変わってやろうと思ったのに、のに...

『気づくのはやいよ〜w』

私は少し笑い、吹っ切れたように見せた

相川真冬だけには気づかれてほしくなかった

この辛さ、悲しさを

ま「A、僕の事本当は好きじゃないんでしょ？」

『...は？』

ま「僕と遊びに行ったりとかしてもずーっと悲しそうな顔して

逆に、天月くんとかと遊ぶときは幸せそうで...

全然僕のこと好きじゃなかったじゃん！！」

それは全然違う

逆にこっちは好きすぎて困ってたんだ

付き合うのが本当に私で良かったのか...真冬はモテるからもっと可愛い女の子と付き合った方が

良いんじゃないかって

何度も何度もそう思ったよ

ま「...可愛すぎる」

『ん？』

ま「そんな事悩んでくれてたなんて可愛すぎるでしょ...」

『え、もしかして...心の声漏れてた？』

ま「バッチリ」

真冬の頬を隠しながらニヤニヤ笑っている姿が容易に想像できる

私は少し恥ずかしさもありながら、このままが良いと叶わない事を願ってしまった