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もしもし? ページ2

ま「え、嘘でしょ...」



『嘘じゃないです!!!


まふの彼女、相澤Aだよ!』






そう元気よく言うので嘘じゃなく聞こえる


なんとなく信じられないので、Aしか知らない事を質問してみる






ま「僕が告白してAの返事は?」



『えっと...


もちのろ〜ん!陽キャになろうぜ、相棒!!!』



ま「その時の僕の反応は?」



『へ?Aはもう陽キャでしょ!!


ってか、今もちろんって...


とか言いながら目をパチクリさせてたよね〜ww』






正確に答えを当ててくる


問題を出している内に、Aとの思い出がまぶたの裏でフラッシュバックしてくる

涙が零れ落ちそうで怖くなった


そして、Aが覚えてくれた事が嬉しかった






ま「本当にA...?」



『だから、そうだと言ってるじゃないか真冬くん!!』






その声、反応を聞いた瞬間に涙が目から溢れてきた


いつも僕を安心させてくれる声


それがまた聞けるなんて思っていなかった


僕が泣いているのに驚いたのか、電話越しに何か物などが落ちる音がした






『ちょっと、大丈夫?』



ま「うん、安心したら涙が出てきちゃって...」






そう言うと沈黙が訪れる


A...?と名前を呼ぶと、また元気な声で話しかけてきた






『ビックリさせちゃったよね、ゴメン!!!』



ま「別に良いよ


Aの声を聞けただけで僕は嬉しいし!」



『やっぱ、お前は天使だよまふ!!』



ま「はいはい、ありがとw」






十数分の内になんとなく日常が戻ってくる


この時間がずっと続けばいいのになんて、叶わない事を願ってしまった

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作者名:月星空 | 作成日時:2022年12月1日 14時

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