男勝りなかぐや姫は、皆から愛されています７【妖怪ウォッチシャドウサイド】

第２９８話〜繋ぐ手掛かり〜 ページ41

アキノリ「それがどうしてあんな事を？」

モミー「最初はただ『セイラに会いたい』って気持ちしか無かったのに、何時の間にかクリスマスを楽しんでる他の人達を妬むようになっていって…あんな姿になって、子供達に無理矢理僕と同じ歌を歌わせるようになっちゃったんだ…。」

ナツメ「これってやっぱり…。」

トウマ「うん。モミーの心の闇に、空亡ウイルスが取り憑いたんだ。」

モミー「本当にごめんなさい…僕、もう山に帰るよ。セイラの事も諦める…。」

ケースケ「モミー…。」

アキノリ「諦める事無いぜ。」

モミー「えっ…？」

アキノリ「“人探し”といえば探偵の基本！しかも依頼人が妖怪とくれば、これはもう！俺達“妖怪探偵団”の仕事だろ！」

トウマ「だね。」

ケースケ「うん！」

ナツメ「まっ、クリスマスだしね♪」

A「モミー、自分で決めた事をそう簡単に諦めて良いのか？セイラさんに会えないまま、また山で独りぼっちで過ごす事になるんだぞ？それでも良いのか？」

モミー「…それは嫌だ…。」

A「だろ？セイラさんを探すの、私達も手伝うから！なっ？」

アキノリ「ああ！俺達に任せとけよ、モミー！」

モミー「…！！ありがとうございます！」

〜妖怪探偵団の基地〜

アキノリ「取り敢えず、モミーとセイラさんを繋ぐ手掛かりは“歌”だな。」

ナツメ「セイラさんに歌を聞かせる事が出来れば、気付いて貰えるんだけど…。」

ケースケ「モミーが1人で歌ってた時は、結局気付いて貰えなかったんだよね？」

モミー「うん。」

アキノリ「！！そうか！」

A「？何か思いついたのか？」

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