第１９０話〜コマじろう〜 ページ27
おばば「儂は物心ついた時から巫女(みこ)として修行しておった。その、健気(けなげ)かつ真剣な姿は、大人達から可愛がられるには十分すぎるものじゃった。」←
ケースケ「自分で言った(；≖_≖)」
おばば「やがて儂は、フレッシュ感溢(あふ)れるピチピチの美少女へと成長した！」←←
ケースケ「自分で言った！！(；`°д°)」
おばば「如何(いか)なる時もモテた儂じゃが、当時からカラクリ弄(いじ)りが大好きでのう。普段の可愛さとのギャップが更なる魅力となり、儂の人気は不動のものとなったんじゃ。」←←←
A《結構気に入ってるのか？昔の自分…(ー'`ー;)》
おばば「あの頃から儂らはずっと一緒だったんじゃ。のう？コマさん。」
コマさん(ラ)「うむ。」
おばば「それに…何時も“あの子”も居(お)ったな…。」
A「『あの子』？」
コマさん(ラ)「懐かしいのう…。」
〜林〜
ナツメ「これって…お墓？」
アキノリ「大きい方がコマさん…信繁のお墓だ。」
コマさん(ラ)「俺は妖怪になったがの。」
ケースケ「っていうか…探偵団の事務所のすぐ近くに、こんな林があったんだ。」
アキノリ「まあな。」
トウマ「あっちの小さい方のお墓は？」
おばば「“あの子”の墓じゃよ。」
コマさん(ラ)「そう…“コマじろう”のな…。」
A「“コマじろう”？」
コマさん(ラ)「俺の“弟”さ。」
トウマ「コマさん、弟が居たんだ。」
コマさん(ラ)「うむ。昔の話だがの…。コマじろうは何時も辺りを跳ね回っておってな…元気な奴じゃったわい。だが狛犬が落ちてきて俺が死んだ時…一緒に居たコマじろうもぽっくり死んだ。俺は妖怪になり、此所(神社)に戻って来た。だが、コマじろうは居らんかった。きっと彼奴は、妖怪にならなかったんだのう。妖怪になった俺は何時しか、“コマさん”と呼ばれるようになった。『俺が“コマさん”なら、弟のお前は“コマじろう”…だの。』と弟にも名前を付けてやった。コマじろうは正義感が強かった。一緒に見回りをするのが日課だったが、それも今では俺一人。他にやる事と言えば…。」
ケースケ「縄張りでおしっこか…(ー'`ー;)」
A「あはは…(;´∀`)」
コマさん(ラ)「コマじろう、今日は皆来てくれとるぞい。」
おばば「おおっ…！？これは一体どういう事じゃ…！？」
第１９１話〜コマじろうの正体〜→←第１８９話〜若い頃のおばば〜
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野志栞奈(プロフ) - 本気と描いてマジと読むさん» ですよね…私もあれ好きです…。 (3月21日 21時) (
レス) id: f6002e7170 (このIDを非表示/違反報告)
本気と描いてマジと読む - トウマのたまにでる気になった言葉をもう一回言うの可愛すぎる（チャリ、、、のときのやつ） (3月21日 18時) (レス) @page31 id: 653187292b (このIDを非表示/違反報告)
本気と描いてマジと読む - おっふちょい待ってオロチが青春してるわ可愛いっ (3月21日 18時) (レス) @page23 id: 653187292b (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりしていってね！ - 待って夢主、ミッチーを見損なうのは仕方ないけど「朱雀以上に」は余計！(笑) (2020年4月15日 23時) (レス) id: f518527132 (このIDを非表示/違反報告)
野志栞奈(プロフ) - 月華姫さん» はい！頑張ります！それでは！ヾ('ω'⊂ )))Σ≡ｻﾗﾊﾞ!! (2019年2月10日 20時) (レス) id: 1ee95319ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：野志栞奈 | 作成日時：2018年12月28日 17時
