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「あー」
「なんでっ!」
「私は言いましたよ!失格だって」
「失格?!」
アジトに着きAはソファーに腰掛けた
安斎に呼ばれ他のメンバーが部屋に入って来ると美月と沙紀は部屋の隅にいた男を見るなり怪訝そうな顔をした
「美月ーそんなこと言わないで頼むよー。
彼すぐ騙されちゃうから警察ではどこでも使えないって言われて」
「えーー警察官だったんだ」
Aがピクリと反応したのを安斎は見逃さなかった
「チートは体のいい左遷先って事??」
「根岸ぃー分かってないなぁ彼は天才なんだよ
その天才のなーまーえーはぁー」
「加茂です」
加茂が名乗れば安斎と根岸は茶々を入れて笑った
「あの、チートって、、」
付き合ってられないとばかりに部屋を去ろうとした沙紀を安斎が呼び止めた
「彼の事預かってくれたら捜査協力費5%アップしてもいいよ」
安斎の言葉に沙紀は顔色を変えた
『わかりやすっ!』
我も我もと手を上げる根岸を見てAはため息を吐いた
「余計な事をするなよ」
「じゃあそういうことでよろしく〜」
「よろしくね後輩くん?」
「加茂です」
「カモちゃんね?」
美月の言葉に加茂は不機嫌そうな態度をし、部屋を去ろうとする安斎を呼び止めた
「チートってなんですか?」
その言葉に安斎は足を止め加茂に振り返ると壁に追いやった
「え、何あれ壁ドン?」
『絶対全国の安斎さんファンが悲鳴あげてるよ』
「すごい自然にやったよね」
なんて根岸、A、美月が外野で盛り上がり始めた
「人のこと騙すヤツって許せ無いだろ?」
「勿論です。嘘つきは泥棒の始まりですから」
「やっぱり嫌い!!」
沙紀は立ち上がりながら加茂を睨みつけた
「じゃあ適任だ と、言うことで新しい被害者来るのでよろしくー」
『ちょ、なんですか』
部屋を出ていこうとする安斎はソファーに座っていたAを無理やり立たせると引きずる様に出ていった
「ほーんと安斎さんAっち大好きだよねー」
「だよねー」
201912.09
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a-mn(プロフ) - はじめまして☆お話読ませていただきました♪チートの小説って、あまりないので読めて本当に嬉しいです!!お気に入りに追加させていただきます!更新すごく大変だと思いますが…頑張ってください!応援してます! (2020年8月9日 22時) (レス) id: 115d3d557a (このIDを非表示/違反報告)
星ぶどう(プロフ) - オリフラはずした方がいいですよ!消されちゃうので!編集画面から外せます!後、面白いです!更新頑張って下さい! (2020年1月29日 3時) (レス) id: 6721536779 (このIDを非表示/違反報告)
maiusamaru(プロフ) - たみおさん» 頑張ってください!チートの小説少ないので嬉しいです その日を楽しみにしてますね(^ ^) (2020年1月5日 23時) (レス) id: a0efaf1441 (このIDを非表示/違反報告)
たみお(プロフ) - maiusamaruさん» ありがとうございます(˘ω˘ ≡ ˘ω˘)仕事が落ち着いたらまた更新再開致します!! (2020年1月5日 17時) (レス) id: 6a9b333648 (このIDを非表示/違反報告)
maiusamaru(プロフ) - めっちゃ好きなので、更新待ってます! (2020年1月4日 1時) (レス) id: a0efaf1441 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たみお | 作成日時:2019年11月21日 8時