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みんなは午後の練習に戻り、あたしは昼食の片付けと並行して、おにぎりの準備と洗濯、ドリンクの準備、夕食の準備を進める。

お米を炊き、お皿を洗い、洗濯機を回し、お皿を拭き、ビブスを干し、おにぎりを作って体育館に持っていき…、目まぐるしく動いていると、疲労も感じる。

ただ、体育館でバレーをしているみんなを見ると、あと少しくらい頑張ろうかと言う気持ちになる。


北「休憩やー!おにぎり持ってきてくれたから、食べたい奴はお礼言っとき」

治「Aありがとお!」

銀島「腹減ったわー、ありがとうな」

A「練習お疲れ様です。あ、りんはこっちどうぞ」

バテている彼には、チューペットを渡す。


暑さにやられている彼の目が輝く。


角名「いいの!?やった、嬉しい、生き返る…」

治「あ、ずるいずるい、俺もー」

A「おにぎり食べ終わってから来てね。ちゃんとあるよ」


りすのようなほっぺたで、子犬のような目でおねだりしてくる治は、さっきまでとは全然違う。

侑はまだサーブの練習をしようとしていたが、北さんから「休む時は休め」と怒られていた。

納得できなかったのだろう。

サーブは2種類あると教えてもらった。

今は2つ目のジャンプフローターを練習しているようだ。

「もっと精度を上げるんや」と燃えていて、たまに根を詰めすぎなんじゃないかと思うときもある。

北さんに怒られても、顔が険しいままなので、思い詰めているのだろうか。

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作者名:智紀りょう | 作成日時:2023年2月9日 14時

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