稲荷崎高校のマネージャーは世界一＃3【ハイキュー】 (ページ45)

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「俺たち、楽しませる自信あるよ？」

「少しくらいバレないって」

あと少しで海に着くのに、思うように進めないことに少しずつイライラしてくる。

みんなの掛け声も聞こえてくるくらいには近づき、豆粒くらいのみんなが見えてきた。

砂浜を往復して走っているようで、すでにヘロヘロだ。

A「あの、ほんとに…」

「いいじゃーん！仕事とかきつくてやりたくないっしょ？」

年下の小娘を丸め込むくらいはできるだろう、という下心に触れて、つい口にしてしまった。

空手を使わなかったことは、褒めてほしい。

A「……うっさいねん。しつこすぎ。
あたしには一緒におるだけで楽しくて、かっこええ人たちおるから、はよ諦めてもろてええ？」

男たちはポカーンとしていたが、すぐに「えー、関西弁じゃん、かわいい！」と手を伸ばしてきた。

結構はっきりと言ったつもりだったので、これでもあきらめないのかとショックを受ける。

相手の手を振り払い、さらに言葉を重ねようとしたとき。

侑「せやで。俺ら一緒におるだけで笑顔にさしたるし、なによりかっこええから、オニイサンたちに出番ないで」

治「うんうん、俺らかっこええからな」

銀島「うちの大事なマネージャーから離れてもらえますか？」

角名「早く助け呼びなよ、心配するじゃん」

北「そういうことやから、どうぞお引き取りください」