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そして合宿。

海近くにある今は使われていない学校を借りて、3泊4日の合宿を行う。

今は自治体が管理しているらしく、ちゃんと整備されていた。

窓からはキラキラと反射する海が見えている。


侑「うおーーー!!海やーーー!!」

銀島「海で遊びたいなぁ!」

治「水着待って来いってこういうことやったんやなー!」

角名「Aも水着持ってきてるの?」

A「一応持ってきたけど、あたしが着る機会はないんやないかな。
遊ぶ時間は食事作りになってる気がする」

侑「ええええ、いややー!Aの水着姿見た...やなくて、Aとも海で遊びたいー!」

銀島「侑ってほんま素直やな」

A「え、そんなすごい水着じゃないんだけど…」

北「大丈夫。海には毎日行くで」

侑「うおおおお!ほんまですか!」

北「おん。練習やけどな」

治「…分かってた。そんなことやろって…」

監督「最終日に遊んだらええわ。それまでは頑張りぃ」


見事な飴と鞭。

にぎやかな車内で、これからのシミュレーションを脳内で行う。

着いたら荷物を降ろして、部屋に持っていく。

必要なものだけすぐに取り出して、ドリンクを作ってみんなに配ったら、昼食の準備をして…。


みんなが強くなれる手伝いを全力でする。

みんなの進化を間近で見る。


あたしも気合を入れて、窓の外に目を向けた。

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作者名:智紀りょう | 作成日時:2023年2月9日 14時

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